『弱虫ペダル』(原作:渡辺航/秋田書店)

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2013年10月にTVアニメがスタートして以来、その人気が圧倒的なケイデンスで加速中の『弱虫ペダル』(原作:渡辺航/秋田書店)。『週刊少年チャンピオン』で連載中の本作は、自転車ロードレースに魂を燃やす高校生たちのアツい青春を描いたスポーツものの作品だ。

そんな『弱虫ペダル』がついに劇場版になって登場。その名も『弱虫ペダルRe:RIDE(リライド)』だ。2014年9月19日(金)から10月2日(木)までの2週間、期間限定で特別上映される(TOHOシネマズと日本橋、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズほか)。

さて、劇場版公開が発表されて以降、ファンからは「待ちきれない」といった声が溢れているようだが、今回の劇場版はまだ作品に触れたことがない人にとってもオススメなので、今回はその理由を紹介したい。これをきっかけに「弱虫ペダル」の世界にハマろう!

■ユニークなキャラ達が激闘のインターハイを繰り広げる
『弱虫ペダル』の魅力の一つは、キャラクターが実際に存在するロードバイクメイカーの自転車に乗っているところ。ヨーロッパの超老舗ブランドのバイクも多数登場している。例えば、主人公の小野田坂道はBMCというスイスの自転車メーカーのもの。御堂筋翔はウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリSrlというイタリアの自転車メーカーのものだ。

さて、劇場版では、スポーツは苦手だが自転車の才能に長けた主人公、小野田坂道をはじめとする総北高校、王者・箱根学園(通称・ハコガク)に加え、異端のキャラクター・御堂筋を擁する京都伏見など、自転車強豪校が織りなす全国大会(インターハイ)での激戦がオリジナルの新規カットを加えて新編集され、繰り広げられる。

この全国大会編、個性溢れる総北3年生の活躍は大きな見所のひとつだ。グリーンのロングヘアーが目印のクライマー・巻島裕介、チームを鼓舞する巨体の肉体派スプリンター田所迅、そしてチームの信頼を一身に背負う冷静沈着なオールラウンダー・金城真護ーーー
もちろん、ライバル校である“王者・箱根学園”のメンバーも、「王者の貫禄」を見せつけてくれる。

この劇場版の入場者には描き下しSDキャラクター、オリジナル缶バッジ全15種類がプレゼントされるという。デフォルメされたキャラクターたちの愛嬌あふれる限定グッズは、ファンならばぜひゲットしたい逸品になるはず。

■人気ファッションブランドとのコラボも実現!
そんな『弱虫ペダル』は、ファッションブランド「earth music & ecology Japan Label」とコラボをしている。Tシャツやパーカーなどのアパレルに加え、各種のモチーフを資料した小物も発売するとのこと。
Tシャツ(2900円)には、作中の名セリフをデザインしたロゴがプリントされており、総北・箱根学園の2タイプが販売予定。また、パーカーは両高校のサイクルジャージをモチーフに普段使いができるシンプルな仕上がりとなっている。9月27日より、ネットショップ「クロスコレクション」ほか池袋サンシャインシティ店でも購入できるそうだ。

アニメを観た人も、まだ観ていない人も、ぜひ10月に公開されるTVアニメ第2期にそなえて劇場に足を運んではいかがだろう。
(はなふさ ゆう)