「残念ながら、もう次の試合はない」GL敗退のボスニア・スシッチ監督が退任へ
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のサフェト・スシッチ監督が退任を決断したようだ。25日のイラン代表戦後、同監督がブラジル紙『ランセネット』に「これがワールドカップでの私の最後の試合になる」と語った模様。そして「残念ながら、もう次の試合はない。義務から解放されて清々しい気持ちもある。自分の運命は自分で決めるもので、これが私の答えということになる」と加えたという。
09年12月にボスニア・ヘルツェゴビナの監督に就任したスシッチ監督は就任5年目でチームを初のW杯へと導いた。エディン・ジェコやベダド・イビセビッチなど攻撃陣にタレントを揃え、W杯のダークホースにも挙げられたボスニア・ヘルツェゴビナだったが、W杯ではアルゼンチン、ナイジェリアに連敗。最終節のイラン戦で同国史上初勝利を挙げたものの、グループリーグ敗退の憂き目にあった。
「イランに勝ったことは僅かな慰めでしかない。しかし決勝トーナメント進出のためには勝利が絶対条件だったイランを相手に、確かなコミットメントと情熱を見せてくれた選手たちには賞賛を送りたい」とスシッチ監督。そして今後躍進を目指す代表チームへ課題を挙げた。「(ボスニア・ヘルツェゴビナは)今は次のEURO2016を見据えていかなければならない。我々には経験が不足しており、(W杯では)最初の2試合の重要な局面で頭を冷静に保つことができなかった。しかしそれに不満を抱くことはできない。それもフットボールなのだから」
09年12月にボスニア・ヘルツェゴビナの監督に就任したスシッチ監督は就任5年目でチームを初のW杯へと導いた。エディン・ジェコやベダド・イビセビッチなど攻撃陣にタレントを揃え、W杯のダークホースにも挙げられたボスニア・ヘルツェゴビナだったが、W杯ではアルゼンチン、ナイジェリアに連敗。最終節のイラン戦で同国史上初勝利を挙げたものの、グループリーグ敗退の憂き目にあった。