「iOS 7.1」は何が新しくなったのかまとめ、デザイン変更・Siriを男性にする・CarPlay対応など
AppleがiPhoneやiPadなどのモバイル端末向けの最新OS「iOS 7.1」をリリースしました。
Apple - iOS 7 - Update
http://www.apple.com/ios/ios7-update/
◆iOS 7.1へのアップデート方法
iOS 7.1へのアップデートを行うには、まずは設定アプリをタップ。
「一般」をタップ。
「ソフトウェアアップデート」をタップ。
ここからOSのアップデートを行います。ただし、アップデートを開始するにはWi-Fiネットワーク接続が必要とのこと。
「ダウンロードしてインストール」のアイコンがタップ可能になります。というわけでこれをタップ。
利用条件が表示されるので、これを読んだら画面右下の「同意する」をタップ。
アップデートのための準備中……
準備が完了したらこんな画面になるので、インストールをタップすればアップデート開始です。
◆新機能
新しいiOS 7.1ではCarPlayに対応しました。CarPlayはこの機能に対応した車両と接続することで使用できる機能なのですが、シミュレーターを使用して実際にCarPlayを使うとどんな感じになるのかを体験することもできるようです。
CarPlay is hidden in the iOS 7.1 Simulator by default, but shows if you have an empty /AppleInternal folder: pic.twitter.com/Ur0iXOcAe0
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2014, 3月 10
CarPlayの詳細は以下の記事を読めば分かります。
Appleが自動車向け新機能「CarPlay」を正式発表 - GIGAZINE
他にもカメラアプリの機能改善が行われており、適切なタイミングでHDR撮影を有効にしてくれる「HDR自動」モードも追加されています。ただし、この機能はiPhone 5sのみで有効です。
また、iPhone 5sではバーストモードで撮影した写真の自動アップロードを選択できるようにもなっています。
日本語版のiOSでは、これまでSiriの性別を変更することができませんでしたが、iOS 7.1では設定アプリの「一般」→「Siri」からSiriの声の性別を選択できるようになりました。さらにSiriの使い勝手も向上しており、話し終わったタイミングを自動認識する従来の方法に加えて、ホームボタンを押したまま話しかけ、話し終わったタイミングでホームボタンを離すことで、Siriが聞き取るタイミングを手動コントロール可能になりました。
他にもiOS 7.1では「Touch IDの指紋認証が改善」「ホーム画面のクラッシュバグを修正」「iPhone 4はパフォーマンスと反応が向上」が行われているようで、バッテリー残量30%でiOS 7端末がクラッシュするバグも修正されたようです。
◆デザイン変更点
さらに、iOS 7.1では多数のデザイン変更が行われています。
iOS 7.0.xとiOS 7.1のデザイン変更点を比較まとめ。
http://applech2.com/archives/37597226.html
iOS 7から全体のデザインがフラットデザインに変更されたので、一部のアイコンがただのテキストなのか、タップ可能なアイコンなのか分かりづらくなっていました。この問題を改善するために、iOS 7.1では設定アプリの「一般」→「アクセシビリティ」に新しく「ボタンの形」というオプションが追加されており、これをオンにするとアイコンとテキストの見分けがつきやすくなります。
「アクセシビリティ」の「コントラストを上げる」にも、新しく「透明度を下げる」「色を濃くする」「ホワイトポイントを下げる」といったオプションが追加されました。
ただし、この「透明度を下げる」をオンにした場合、ホーム画面下部のドック部分がグレーになってしまう場合があるので注意が必要です。
「アクセシビリティ」には他にも「文字を太くする」オプションが追加されており、文字を太くすれば他アプリでもフォントが太文字になります。ただし「文字を太くする」をオンにするには再起動が必要です。
電話アプリのアイコンも変更。
電源をオフにする際のアイコンも変化しており、全体的にアイコンが丸みを帯びたものに変化していることが分かります。
キーボードにも一部アイコンの配色変更があり。
さらにカレンダーアプリの月表示では、画面下部にその月のイベント一覧を表示できるようになりました。