“ラクガキ”をフィギュア化した!

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「思考は現実化する」という言葉を聞いたことがある。願望を実現するための計画を立て、実現のための代償を決め、「現実化する」という思いを深層心理に刷り込んで、成功を引き寄せるのだそう。いや、ムチャクチャ端的に説明してますが。

話は変わって、このサービスについて。こちらも、思いを現実化させます。子供が描いたラクガキを3Dフィギュアにするサービス「ラククリ(ラクガキ・クリーチャーズ3D)」が、今話題になっているのです。
思い思いに、自由気ままに描いたラクガキが物体化するなんて、紛れもなくミラクルじゃないですか!
「もともと子どもが好きで、家族の絆や愛情をテーマにした事業をしたいと考えておりました。家族との絆や愛情で溢れる日々を提供できれば、と」
お答えいただいたのは、「合同会社3D Remind」(大阪府大阪市)の山下さん。同社では、以前より3Dプリンタを事業で活用していたそう。その技術を、「ラククリ」にも活用してみせたのだ。

では、フィギュア作成の流れについて。まずラクガキなどの原画を、メールか郵便で同社に送付。その絵を参考に、「ラククリ」専用のソフトを用いて3Dデータを作ってくれます。
「質感や色調などの調整は細部まで行い、3Dプリンタで出力を行った際の完成度を高めます」(山下さん)
“ラクガキ”自体に色が付いている必要はなく、希望があれば好みの色を施すことができる。その後、ユーザーが3Dデータを確認。この時、もし修正箇所があれば遠慮なく指定していただきたい。その箇所の修正を完了すれば、めでたくフィギュアが形になります! フィギュアの大きさは7センチ〜等身大サイズと、幅広く受け付けている。

ところで、どんなラクガキが届くことが多いのだろう?
「子どもの自由な発想ですが、動物やご両親の似顔絵が多いですね」(山下さん)
「ラククリ」というネーミングも「ラクガキ・クリーチャーズ」(「ラクガキした想像物」の意)が由来になっているらしい。

そんな「ラククリ」には、ユーザーからさまざまな反響が寄せられている模様。
「最も多かったのは『押入れにある子や孫の描いた絵や作品を、そのままフィギュアとして部屋に飾りたかった』というお声でした。他には、遠方に住む家族へのプレゼント目的としてのオーダーが多いです」(山下さん)
それ以外に、企業のイベント集客ツール(住宅展示場など)や消費者向けキャンペーンへの導入として活用されることもあるとのこと。
料金は、Sサイズ(約7〜9センチ)が18,000円、Mサイズ(約13〜15センチ)が24,000円、Lサイズ(約18〜20センチ)が34,000円。オーダーから1カ月ほどでフィギュアは届けられるそうです。

「これから何度も使っていきたい」とリピーターになる人、“自分用”と“祖父母用”の2体をオーダーする人、などなど“家族の思い出”としての新しい形を提示することに成功している「ラククリ」。
このサービスによって、アーティストの才能が開花するお子さんが出てくるかもしれませんよ!
(寺西ジャジューカ)