米ニューヨーク市ブルックリン地区で「旭日旗」の落書きが増えている。現地の韓国系米国人は、芸術の名のもとで描かれる「旭日旗」が、日本の軍国主義の復活を促すのではないかと懸念しているという。中国メディアの騰迅が1日付で報じた。

 韓国系住民の間で“懸念”を引き起こしているのは、鮮やかな色で描かれた旭日旗を背景に、女性の忍者が両手に刀を持っている落書きだ。

 落書きの作者はアイルランド人画家と見られており、10月初めに最初の落書きが登場して以来、同じ落書きが徐々に増えているという。ニューヨーク市民のほとんどは旭日旗を知らず、一部の市民は「とてもクール」と落書きを好意的に受け止めている。

 ニューヨーク旭日旗の落書きが増えている現状に対し、韓国系米国人は「米国各地で“旭日旗”が増えているのは、日本の右翼が軍国主義を復活させるための戦略だ」と主張した。(編集担当:村山健二)