総務省が発表した労働力調査（速報）によると、9月の完全失業率（季節調整値）は4.0％で前月から0.1ポイントの低下。一方、厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率（同）は0.95倍で前月と同じ水準だった。

　新規求人倍率（季節調整値）は1.50倍（前月比0.03ポイント増）、正社員有効求人倍率は0.59倍（前年同月比0.08ポイント増）、有効求人（季節調整値）は前月比1.0％増、有効求職者（同）は0.4％増となった。

　新規求人は前年同月比9.2％増で、産業別に見ると、サービス業（18.7％増）、製造業（16.8％増）、宿泊業,飲食サービス業（14.3％増）、建設業（9.7％増）などが増加した。

　都道府県別の有効求人倍率（季節調整値）で最も高いのは東京都の1.39倍、最も低いのは沖縄県の0.57倍。

　男性の完全失業率は前月比0.2ポイント減の4.3％、女性は同0.2ポイント減の3.5％となった。

　完全失業者数は前年同月比17万人減の258万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同13万人減の57万人、「自己都合」は同7万人減の93万人となっている。

　就業者数は前年同月比51万人増の6359万人で、産業別に見ると、サービス業（16万人増）、卸売業,小売業（15万人増）、医療,福祉（14万人増）、宿泊業,飲食サービス業（13万人増）などが増加。学術研究・専門・技術サービス業（22万人減）、教育,学習支援業（12万人減）などが減少した。

9月の求人広告 39.3％増､求人意欲さらに高まる
飲食･物流バイト時給が高止まり
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