岩田も東北福祉大の先輩!ウン?を味方に初優勝が早くほしい(撮影:米山聡明)

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<フジサンケイクラシック 初日◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(7,437ヤード・パー71)>
 早朝に降った雷雨の影響で、全選手がホールアウトできなかった「フジサンケイクラシック」の初日。ツアー初優勝を狙う岩田寛が3アンダーの“68”で回り、首位と3打差の暫定7位タイとまずまずのスタートを切った。
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 ウンがついていた。INスタートの序盤13番パー3。岩田の約7メートルのファーストパットのライン上に白く干からびた物体が見える。「鳥のウンコがあったんですよ。小さい白いのです」。それを丁寧にティで拾うと、岩田は何を思ったかポケットにそっと忍ばせた。「調子が悪すぎてわからないです」とゴルフに悩んでいた最中だけに“ウン”にもすがりたい思いでの行動だったのかもしれない。だが、これが悩める岩田に幸運を授けた。
 ウンがついていた象徴は、3アンダーまでスコアを伸ばして迎えた終盤の7番パー3。グリーンの左手前には池がある難ホールだが、岩田のティショットはダフり気味に入った。しかし、「アゲインストだと思っていたのが、実はフォローだったんです。ダフったのが結果的に良かったんですよ」とダフりと風の読みが相殺されてパーをセーブ。ウン良くトラブルを免れて3アンダーをキープした。
 ウンでも実力でも好位置での発進には変わりはない。実はこの大会は岩田が最も優勝に近づいた因縁の大会。08年大会で藤島豊和とのプレーオフに敗れてあと一歩のところで初優勝を逃した。その正規の18番では1メートルもないバーディパットを外してプレーオフに持ち込まれていただけに「なぜこんなに勝てないのか」と自問した思い出もある。なぜ勝てなかったのか。そこにわずかな運がなかったからだとしたら、今週はその悔しさを晴らす絶好のチャンスとなるかもしれない。
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