■ベンチャー・中小企業の広報・PR取り組み紹介■

一人ひとりの「得意(知識・経験・スキル)」をオンライン上で売買できる、モノを売らないマーケット「coconala(ココナラ)」。
今回は運営事業者である株式会社ウェルセルフのコミュニケーション活動の取り組みについて、同社CEOの南章行氏に話を聴いた。
(※文中のコメントはすべて南氏)


■“感謝”を軸とするマーケットプレイス

「ココナラ」とは一言で言うと、知識・スキル・経験など一人ひとりが持つ“得意”を取引する個人間マーケットプレイスである。具体的には似顔絵やイラストを描いたり、占いや恋愛相談に乗ったりといったプライベートなものから、リサーチやコピーライティングなどビジネスユースのものまで、現在21ジャンル・約8,300件のサービスが「ココナラ」上に出品されている。



そして大きな特徴としては、すべて一律500円で取引されている点が挙げられる。モノならばともかく、サービスの場合はなかなか値付けすることが困難だ。出品者側は自分のスキルがどの程度の価値があるか分からないし、購入者側も実際にサービスを受けてみないとその価値が判断できない。そこでまずは「ちょっと試してみても良いかな」と思える金額として一律500円という値段設定をしたとのこと。

一方で出品者側は元々「ココナラ」で稼ぎたいというよりは「自分の得意を活かして人の役に立ちたい」との想いで参加しているし、購入者側にとっても期待を上回るサービスを受ければ “おひねり”という形で追加料金を払うことも出来る仕組みになっている。つまり「ココナラ」は単に知識・スキルを売買する場ではなく、“感謝”を軸とするマーケットプレイスであると言えよう。


■自発的に世の中に広めてくれる“語り部”づくり

続きはこちら