他の人がやっていることであれば、と安心して行動することや、あるいはその行動が皆がやっているためになかなか変えられないような現象を「集団慣性」と呼ぶ。この集団慣性が日本の特徴のように言われている。高度成長期のような皆が同じことをやっていても多くの人がうまくいった時代は、むしろその特徴がいい面もあったのかもしれないが、ここにきてこの特徴が変革を遅らせている要因になっている。

【あるエスニックジョーク】

エスニックジョークというのは、ある民族の民族性、もしくはある国の国民性を端的にあらわすような話によって笑いを誘うジョークのことを言う。このエスニックジョークは有名だから、一度くらいは聞いたことがあるかもしれない。少しずつ違う色々なパターンで言われてはいるようであるが。

様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。
それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?

・ロシア人には、海の方をさして「あっちにウォッカが流れていきましたよ」と伝える。

・イタリア人には、「海で美女が泳いでます」と伝える。

・フランス人には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。

・イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。

・ドイツ人には、「飛び込む規則になっています」と伝える。

・アメリカ人には、「今飛び込めばヒーローになれますよ」と伝える。

・中国人には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。

・日本人には、「みなさん飛び込んでますよ」と伝える。

この後に次のように付け加えるパターンもあるという。

・韓国人には、「日本人はもう飛び込んでますよ」と伝える。

【集団慣性】

こうした、他の人がやっていることであれば、と安心して行動することや、あるいはその行動が皆がやっているためになかなか変えられないような現象を「集団慣性」と呼ぶ。

続きはこちら