「空飛ぶ広報室」第4話は、広報・PRの話よりは登場人物のプライベートな内容が中心でしたが、数少なかった広報・PRのトピックスの中から幾つかピックアップしたいと思います。(第3話はこちら)
※当コラムは、これから広報・PR活動に取り組もうと考えているベンチャー・中小企業や、広報部門に異動してきたばかりの新任担当者など、広報・PR初心者を対象にしています。


■露出が広報・PRの目的ではない

空井二尉(綾野剛)の「トップガン」企画がバラエティ番組のディレクターの目に留まり、是非検討したいという話になりましたが、実は罰ゲームとしてお笑いタレントが戦闘機に乗り込むという内容でした。

広報・PRの目的は、「存在を知ってもらう」「正しく理解してもらう」「関心を持ってもらう」「共感してもらう」ことにより、企業活動を行う上での“仲間”をつくっていくことであり、露出はあくまでその手段にしか過ぎません。

したがって何でもいいから露出されれば良いわけでは決してありません。いざ取り上げられても、内容が伴っていなかったら全く意味がないばかりか、場合によっては逆効果にすらなりかねません。

そうならないためにも、
*メディアから打診を受けた場合は、まずは主旨や想定内容をきちんと確認したうえで判断する。
*その都度その場しのぎで対応するのではなく、予め自社の情報を整理し広報ストーリーを策定したうえで、一貫性のあるコミュニケーションを図る。
(取材の度に広報ストーリーを都度策定するのではなく、事前に全体の広報ストーリーを策定しておき、その広報ストーリーを基にしながら個々の案件・取材、施策などに落とし込んでいくのが望ましいでしょう。)



■クリッピングとは?

続きはこちら