【中国ブログ】日本のホテルに宿泊「日本の消防設備はすばらしい」
消防関係の仕事に携わる中国人男性の「泡魚儿」さんは日本を訪れ、横浜のシェラトンホテルに宿泊した際、ホテルの消防設備に興味を引かれたそうだ。泡魚儿さんは消防関係の仕事に従事する人ならではの目の付け所で、自身のブログに「日本の消防設備のすばらしさ」についてつづった。
日本人の防災意識が高いのは、日本の自然災害の多さゆえと語る筆者は、まず中国で発生したホテル火災を例に挙げた。1985年、中国黒龍江省で10人の死者を出したホテル火災が発生したが、同じホテルに宿泊していた日本人客は非難口を確認していたために助かったという。泡魚儿さんは、日本人の防災意識の高さはすばらしい!と称賛した。
今回、泡魚儿さんが宿泊したホテルにも当然、数多くの消防設備があり、その1つ1つを写真で紹介している。なかでも泡魚儿さんは、非常口へ誘導する照明標示に注目。標示が地面より10数センチのところに設置されていることに感心した様子で、「火災が発生し、有毒ガスが発生すると人は地面を這いながら移動せざるを得ないため、標示は低い位置にあるほうが良い」と説明した。
さらにホテル館内に複数の消火器が設置され、客室内には消火栓、自動の排煙及び警報装置が設置されていることも印象に残ったようだ。客室内に入るドアの裏側には非常時の非難経路が記されたパネルがあることにも感銘を受けたようで、ホテルに泊まったときには絶対に確認すべきだとブログの読者に推奨した。
また客室内に置いてあるタウンページを開くと、最初のページに火災発生時の緊急通報先とその方法が記されていることにも触れ、ホテルでの宿泊を通じて日本人の防災意識の高さを強く感じたようだ。(編集担当:畠山栄)