2012年6月4日にオープンしたフーターズ銀座店。首都高新橋付近と並木通りが交差した高架下にある。お馴染みフーターズカラーのオレンジとフクロウが目印

写真拡大 (全2枚)

日本中の女の子、みんなフーターズになあれ計画が、また一歩前進した!

2010年10月に日本初上陸を果たした東京(赤坂)店、2011年6月に期間限定で開設されたお台場ビアガーデンに続いて、2012年6月4日、銀座に3つ目の日本フーターズ(常設店舗としては2号店)がオープンしたのだ! あっちにもフーターズ、こっちにもフーターズ。ぼかァしあわせだなあ。

東京ばかりズルいって? ま、たしかにそうだよねー。そんなに都内でばかりぶるんぶるん揺れても受け止めきれないよねー。どうせだったら2号店は横浜とか、あるいは大阪とか、いっそのこと福岡とか、いやいや日本がひとつになるべきいまだからこそ「フーターズ東北」とかを作って、おっぱい見にいくついでにボランティア活動もするとか(本気で言っています)、そういう大胆すぎる出店計画が必要なんじゃないかと思うんだよねえ。

と、良識ある人からギリギリ怒られそうなことを言いつつ本題に入りますが、その銀座店のオープニングに行ってきたわけだよ!

場所は銀座。というより新橋に近い。新橋といえば、東京を代表するビジネス街で、夕刻になるとビルから吐き出される大勢のサラリーマンのために、たくさんの飲み屋があることでも知られる。
そういえば10数年前、ランバダが流行っていた頃に新橋のビヤガーデンへ行ったら、なぜかトップレスのお姉さんがランバダに合わせて踊るショーをやってたっけな。司会はサンキュー緑。誰? ていうか、そんなどうでもいいことよく覚えてるな。

とまあこのように、おっぱいを見ながらお酒を飲む場所として、新橋は歴史的にも正しい場所なのだとも言える。そんなところにフーターズの2号店が出店するっていうんだから、行かない理由がないでしょ。そりゃあ初日に行くでしょ。記念品とかもらっちゃったりするでしょ。

わたしが現場に着いたのがちょうど夕方の4時。この時点で順番待ちをしていたのは10人ほどだったかな。赤坂がオープンしたときよりずっと少ない。まあ、あのときは日本初上陸だったから仕方ないよね。
赤坂は店舗がコンコースの上だったので、あまり通行人の目に触れなかった。でも、こちらは新橋から銀座へ抜ける道路の途中にデデーンとあるため、野次馬の皆さんも大勢いらっしゃった。店頭に行列しているところを普通の親子連れにジロジロ見られたりして、なかなかの羞恥プレイ(だが、それがいい)。

オープニングのセレモニーは4時半頃からで、ちょっとしたダンスと、お偉い人のスピーチのあとにテープカットがある。行列の位置からは肝心のセレモニーが見えないので、同行した友達(フー友)と交代で写真を撮りに行ったりなんかしてた。

すると、このセレモニーのために立ち働いているスタッフの中に、ひとりスーツ姿の女性がいる。その顔に見覚えがあった。たしか赤坂店で白いタンクトップ着てた子じゃない? 名前はたしか……。
わたしが必死に記憶をたぐり寄せているうちに、同行していたフー友が素早く挨拶を交わし、ちゃっかり事情を聞き出してた。それによると彼女、赤坂店のウェイトレスを卒業して、いまは社長秘書をやっているんだそうだ。どひゃー!

努力次第では白いタンクトップから黒いタンクトップにステップアップできるのは知ってたけど、まさかの社長秘書! おはガールの平井理央がフジテレビのアナウンサー試験に合格したとか、清水国明のお姉さんがブックオフのパートから会長にのし上がったとか、いろんなご出世エピソードが脳裏を駆け巡る。梶山季之の小説というか、植木等の映画というか、こりゃまったくフーターズドリームだ。

と、そんな夢のある話を聞いたりしているうちにいよいよ入店だ。一歩、店内に足を踏み入れると、お馴染みのタンクトップ&ホットパンツの女の子たちが笑顔で迎えてくれる。しかも、今回は新規店舗のオープンということで、女の子たちの数もいつもの1.5倍増し。アメリカからはミス・フーターズが駆けつけ、赤坂店からの応援で来ている子も多い。

フーターズでは、お客様ひと組にひとりの女の子が付く。今回わたしらを担当してくれたのはMちゃん。この子が飲食の注文も受けてくれるし、こちらのいろいろな疑問にも応えてくれる。このホスピタリティのよさはいつも通りのことながら、Mちゃんは銀座店がフーターズ・デビューだそうで、まだ店のシステムに慣れていない初々しさが一層よかった(オヤジの感想)。

今回はオープニング・デイということもあって、アメリカから2010年度ミス・フーターズ、フォトジェニック部門のSam Arenaと、2012年度のフーターズガール・オブ・イヤーのKaylee Farrisが応援しにきてくれていた。むはっ! なかなか会えるもんじゃないし、サイン欲しーじゃない。
トレカ野郎としてはやっぱりカードサイズがいいので、お土産コーナーでフーターズトランプを買ってSamとKayleeのカードを抜き出し、サインしてもらっちゃった。こういうことに少しもイヤな顔しないで応じてくれるのがまたうれしいねえ。サイズにこだわりがない人は、やっぱりお土産で売られているカレンダーにサインをもらってましたね。
そうそう、なんか巨大なフーターズ横断幕みたいなのを持ってきて、それに女の子たちのサインを片っ端から書いてもらってるお客さんもいたな。すごい情熱。いったいどこに飾るんだろう。

店の広さは、最初、赤坂と同じくらいに感じたけど、奥の方にも少しフロアがひろがっていて、とりあえず日本最大と言ってよさそう。フーターズのひそかな名物、“天井のワイヤー”も健在だったよ。相変わらず背の低い子は何人かいるので、注文伝票を送るためにぴょこぴょこ飛び跳ねる様子も楽しめる。

それと今回もうひとつうれしかったのは、ダンスタイムが多かったこと。赤坂店も、オープニング直後は30分に1回くらいダンスタイムがあって、それがかなりの楽しみだったんだけど、最近ちょっと頻度が減ってて不満だったのよね。銀座店も、やがてはあんまり踊らなくなっちゃうのかな? どうか減らさないでほしい。入店して1時間経っても踊らなかったら、おれが踊っちゃうぞ。

何度も「おっぱい、おっぱい」書いておきながらこんなこと言うのもなんだけど、フータースはお色気といっても健康的なイメージが売り。ちっともいやらしくはない。だからカップルや家族連れでも歓迎してくれる(お酒を出す店だから子供だけで行っちゃダメだぞ)。
料理もおいしく、なによりすんごく楽しいので、近くへ行く機会があったら、ぜひ一度立ち寄ってみてほしいっス。
(とみさわ昭仁)