手のひらのツボに特化した機器『ブレオ モンデール ハンドリフレ iP520』。ミトン型でコンパクトなので、持ち運び自由自在で便利。参考価格16800円(税込)。家電量販店や大型雑貨店、ネットで販売。

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最近ネイルサロンが普及し、手のマッサージをサロンで取り入れるところは増えてきた。手のひらを人にもんでもらうと、特有の心地よさを得られるものだ。それなのに、日本では足専門のマッサージ施設はあっても、手を専門にしたマッサージ施設があまりないのが不思議である。

マッサージ器についてはどうだろう。全身、足、肩、腰、腕用などのマッサージ器は存在するものの、手専用のマッサージ器も案外ないのである。

手をマッサージすることは、さほど健康促進などの効果を期待できないからだろうか。事実は逆だ。手には、体のツボが集中しているのである。

以前のエキサイト健康コネタ記事で、手をマッサージすることが、脳の活性化につながるという研究結果が以下のように報告されている。
「手には脳とつながっている神経細胞が多く、“第二の脳”と言われるほど。また、手や指には複雑な動きが多いため、ひとつの動きに対して、脳の約3割が使われています」

では、どれだけ手にはツボがあるのか、簡単に紹介しよう。
・両手の指先には鼻
・第二関節には目、心臓、耳、腸
・両手の親指には頭、首、甲状腺、脊椎、食管のツボ
・手のひらには肩、口、肺、大腸神経茎、副腎、腎臓、小腸、ぼうこう、消化器、盲腸など
足の裏と同じように、手のひらにも内蔵を活性化するツボが多くあるのだ。

そしてヴァルテックス株式会社より、手のひらのツボを刺激する、手専用リラクゼーション機器が登場した。『ブレオ モンデール ハンドリフレ iP520』。中国にある健康機器メーカーが開発した製品で、指先から手のひらまで、今までにない気持ちよさをもたらしてくれるものである。

本体はミトン型で片手用。本体に片手を挿しこみ、電源をいれるだけで、空気圧により手のひら全体に心地よいマッサージ感が得られる。カーボンヒーターが内蔵されているので、程よい温もりによって、リラックス感が高まる仕組みになっている。

空気圧の動作モードは4種類から選べ、タイマーがついている。ポイントプレス機能を使うと、好みに合わせてポイントを押すように設置された突起が、手のひら全体を刺激するようになっている。

筆者はお風呂上がりに、癒やしを求めて『ブレオ モンデール ハンドリフレ iP520』を使用してみた。

空気圧が指先から手のひら全体を程よく押してくれる。気持ちがよい。使用後、手を機器から取りだすと、プレスの跡がしっかりと残るほどである。気持ちよさを求めて病みつきになり、長時間使っていたい気分になるのだが、ツボを刺激しているため、一回に15分までの使用にするように注意されている。

片手ずつしか使用できないことを残念に思うのだが、寸法は幅20cm、奥行き27cm、高さ9cmとコンパクトで、どこでも持ち運びができる利点がある。このサイズが邪魔にならないので、愛用し続けることができるだろう。

職場でパソコン操作をする方は多いはず。仕事を終えて帰る時間は深夜。今日の疲れを明日に持ち込まないように、手のひらのツボを刺激し、リラックスしてもらいたい。
(W. Season/studio woofoo)