「イラッと研究所」が発表した、“イラッと”の考察
自分で言うのもナンだが、私と直に接している人は私のことを“気が長くて優しい人”と思っているに違いない。実際、「怒っている所が想像できない」と言われたこともある。
外ヅラです。ハッキリ言って、心の中は小爆発、大爆発の連続。その鬱憤は、twitterとかで晴らしているのかなぁ。イケてない……。
ところで、日本クラフトフーズの液体ミント入りリキッドガム「クロレッツアイス」と「イラっと研究所」(所長:杏林大学精神神経科 古賀良彦教授)は、共同で“イラっ”とした情報を募集する特設ウェブサイトを11月より開設。そして、そんな同サイトにはオープンから5日間(11月10日〜14日)で様々な投稿が寄せられたそう。
実はその内の300件の意見を参考に、現代人の抱えるイライラの傾向が分析されたようなんです。
ここで浮かび上がったデータが、どうにも面白い。まず手始めは、「“イラッ”とした時間」について。グラフをご覧いただきたいのだが、その時間帯は完全に朝に集中している。そして、夜に近付いていくにつれて下降していくという傾向。
この事実について、古賀先生は以下のように分析している。
「朝は自律神経が不安定で、外からの刺激に対して敏感な状態になっています。そのため、ストッサー(ストレスを与えるもの)に対しても過敏に反応し、ちょっとしたことにも“イラッ”としやすいと言えます」
朝にお腹の調子が悪くなるのは、不安定な自律神経による場合もあるとのこと。また、“朝は機嫌が悪い”と自覚している人は多いと思うが、自律神経によってコントロールされる体のリズムとしては、それは正常な反応。ただ、働く人にとって「“イラッ”は正常」とも言ってられない。朝のイライラを上手にマネジメントすることが大切だ。
では、続いて「“イラッ”とした場所」について。働く人が“イラッ”とした場所、第1位は男女ともに「オフィス」が挙げられている(男性38.5%、女性44.7%)。続いて、男性は「電車・駅」(20.8%)、女性は「自宅」(25.2%)が2位にランクイン。
「職場には(1)仕事が多い、(2)自由度が低い、(3)助けてもらえない、という『職場ストレス3大要因』が存在します。さらにここ数年、成果をより厳密に評価する企業が増えているため、“数字”に対するストレスも加わり、職場はよりストレスを感じやすい環境になっています」(古賀先生)
また、男性2位の「電車・駅」について掘り下げていきたい。朝は取引先に直行することも多いため、電車移動は通勤だけでなく“仕事の一部”と考えることもできる。営業職の男性などは、特にだろう。このタイミングで“イラッ”とくるということは、男性には「仕事の時間にストレスを抱えやすい」という傾向があると推察できる。女性2位の「自宅」は、出勤前の慌ただしい時間のストレスが表れているのかもしれない。
また同サイトでは、投稿時にイライラのレベルを5段階の「イラッと度数」で評価してもらっている。その結果、男性は比較的軽度の1〜3が76.1%と大半を占め、女性の60.1%と比較しても多いことがわかった。それに対し、女性は「大声で叫びたくなるほど」のイラッと度数4以上が多い。
「ここで注意したいのは、男性は女性に比べてストレスを吐き出すのが上手ではなく、気付かないうちにストレスをため込んでしまう傾向があるということです。大きなストレスはリセットに必要な労力も大きくなりますが、小さなストレスであれば簡単にリセットできるので、早めの対処が効果的です」(古賀先生)
ストレスが小さなうちでも、意識的にリセットすることが重要だ。
一方、女性については逆のことが言えるそう。
「女性は、ストレスをコントロールすることが実は上手なのです。サイトに“イラッ”としたことを吐き出すことでストレスを解消しようとする人も多かったため、イラッと度数も高い傾向になったと考えられます」(古賀先生)
では“イラッ”としたとき、我々はどうしていけばいいのか? イライラの対処法について、古賀先生は「自律訓練法」を挙げている。
「頭の中で、『額が涼しくなる。首から上が涼しくなる』、その後『お腹から下が温まる』とイメージする訓練です。これは、メンタルヘルスの臨床現場でも取り入れられている考え方です」(古賀先生)
この訓練法は、イメージするだけでなく物理的に刺激を加えることで、より効果的な成果が期待できるという。例えば、「クロレッツアイス」のように冷涼感のあるガムを噛んだり、額に『冷えピタ』を貼ってみたり。逆に、ひざ掛けを使ったり、カイロを膝下に貼ってお腹から下を温めるのもいいだろう。
それにしても、冗談抜きで私にはあるのだ。「ウガーーーーーッ!!」と、叫び声をあげたくなる瞬間が。実は短気だし、ストレスは溜まりやすい方だと自覚している。
だからこそ、これらのメカニズムは本当に参考にしていきたい。小さいストレスのうちに、手軽な解消法で、こまめにリセット。でも、それがなかなか難しそうなんだよな……。
(寺西ジャジューカ)
外ヅラです。ハッキリ言って、心の中は小爆発、大爆発の連続。その鬱憤は、twitterとかで晴らしているのかなぁ。イケてない……。
ところで、日本クラフトフーズの液体ミント入りリキッドガム「クロレッツアイス」と「イラっと研究所」(所長:杏林大学精神神経科 古賀良彦教授)は、共同で“イラっ”とした情報を募集する特設ウェブサイトを11月より開設。そして、そんな同サイトにはオープンから5日間(11月10日〜14日)で様々な投稿が寄せられたそう。
実はその内の300件の意見を参考に、現代人の抱えるイライラの傾向が分析されたようなんです。
この事実について、古賀先生は以下のように分析している。
「朝は自律神経が不安定で、外からの刺激に対して敏感な状態になっています。そのため、ストッサー(ストレスを与えるもの)に対しても過敏に反応し、ちょっとしたことにも“イラッ”としやすいと言えます」
朝にお腹の調子が悪くなるのは、不安定な自律神経による場合もあるとのこと。また、“朝は機嫌が悪い”と自覚している人は多いと思うが、自律神経によってコントロールされる体のリズムとしては、それは正常な反応。ただ、働く人にとって「“イラッ”は正常」とも言ってられない。朝のイライラを上手にマネジメントすることが大切だ。
では、続いて「“イラッ”とした場所」について。働く人が“イラッ”とした場所、第1位は男女ともに「オフィス」が挙げられている(男性38.5%、女性44.7%)。続いて、男性は「電車・駅」(20.8%)、女性は「自宅」(25.2%)が2位にランクイン。
「職場には(1)仕事が多い、(2)自由度が低い、(3)助けてもらえない、という『職場ストレス3大要因』が存在します。さらにここ数年、成果をより厳密に評価する企業が増えているため、“数字”に対するストレスも加わり、職場はよりストレスを感じやすい環境になっています」(古賀先生)
また、男性2位の「電車・駅」について掘り下げていきたい。朝は取引先に直行することも多いため、電車移動は通勤だけでなく“仕事の一部”と考えることもできる。営業職の男性などは、特にだろう。このタイミングで“イラッ”とくるということは、男性には「仕事の時間にストレスを抱えやすい」という傾向があると推察できる。女性2位の「自宅」は、出勤前の慌ただしい時間のストレスが表れているのかもしれない。
また同サイトでは、投稿時にイライラのレベルを5段階の「イラッと度数」で評価してもらっている。その結果、男性は比較的軽度の1〜3が76.1%と大半を占め、女性の60.1%と比較しても多いことがわかった。それに対し、女性は「大声で叫びたくなるほど」のイラッと度数4以上が多い。
「ここで注意したいのは、男性は女性に比べてストレスを吐き出すのが上手ではなく、気付かないうちにストレスをため込んでしまう傾向があるということです。大きなストレスはリセットに必要な労力も大きくなりますが、小さなストレスであれば簡単にリセットできるので、早めの対処が効果的です」(古賀先生)
ストレスが小さなうちでも、意識的にリセットすることが重要だ。
一方、女性については逆のことが言えるそう。
「女性は、ストレスをコントロールすることが実は上手なのです。サイトに“イラッ”としたことを吐き出すことでストレスを解消しようとする人も多かったため、イラッと度数も高い傾向になったと考えられます」(古賀先生)
では“イラッ”としたとき、我々はどうしていけばいいのか? イライラの対処法について、古賀先生は「自律訓練法」を挙げている。
「頭の中で、『額が涼しくなる。首から上が涼しくなる』、その後『お腹から下が温まる』とイメージする訓練です。これは、メンタルヘルスの臨床現場でも取り入れられている考え方です」(古賀先生)
この訓練法は、イメージするだけでなく物理的に刺激を加えることで、より効果的な成果が期待できるという。例えば、「クロレッツアイス」のように冷涼感のあるガムを噛んだり、額に『冷えピタ』を貼ってみたり。逆に、ひざ掛けを使ったり、カイロを膝下に貼ってお腹から下を温めるのもいいだろう。
それにしても、冗談抜きで私にはあるのだ。「ウガーーーーーッ!!」と、叫び声をあげたくなる瞬間が。実は短気だし、ストレスは溜まりやすい方だと自覚している。
だからこそ、これらのメカニズムは本当に参考にしていきたい。小さいストレスのうちに、手軽な解消法で、こまめにリセット。でも、それがなかなか難しそうなんだよな……。
(寺西ジャジューカ)