前輪の辺りからコードが伸びて、上の方にあるスマホに繋がっているのがおわかりになるだろうか? こうなれば、もう準備完了です。

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私事だが、とうとうiPhoneを入手しました。初めは使い方に慣れず苦労していたものの、今はもう戻れない。スマホじゃなきゃ、イヤ! そんな心境です。
ただ、一つだけ何とかしてほしいことがある。バッテリーの減りが、どうにも早過ぎる気がするのだ。小まめの充電が、マストな毎日。

そんな時、かなり耳寄りな情報をキャッチ! サンコー株式会社が10月3日から発売しているのは、『USB自転車ダイナモ充電器』。
これ、実はかなり嬉しい逸品なんです。使い方は簡単。この機器を自転車の前輪に取り付けてペダルを漕ぐ。すると、スマホがグングン充電されていくという驚きの装置で。
原理も、至極簡単! 皆さんお察しの通り、自転車ライトの発電機を応用しているアイテムです。タイヤの回転がパワーとなって、それがスマホに伝わるという考え方。

このような機器を開発したきっかけを、同社に伺ってみました。
「自転車に乗っている時、スマホをナビ代わりに使っている人が多いので、『どうせなら運転しながら充電を!』と、開発した商品です」(同社・担当者)

これ、マジで良さそうだな……。というわけで、早速取り寄せて実際に使用しよう!
現時点での私のスマホの充電具合は、約半分くらい。さっき、ずっとtwitterしてたから……。そこで、自転車で買い物がてらにバッテリー残量を回復させてきます!
さて、出発。そして、15分経過。行き来する人や車の中をすり抜けながらサイクリングしてきました。そんな自転車運転を経て、バッテリーをチェック。ん? あまり……、いや全然変わってないぞ。

このままじゃ、私と商品の沽券に関わる。人通りの少ない、空き地みたいな場所で道を行ったり来たり! 坂を上って下って、ひたすら自転車漕ぎに没頭! そんなこんなで、かれこれ20分くらい走り続けただろうか。
そこで、またしてもバッテリーの残量をチェック。まぁ、さっきのこともあるからあまり期待せずに……。おっ、意外に増えてるじゃないですか! 満タンとまではいかずとも、明らかに目盛りはプラスの方向に動いている。そうか、スイスイ漕ぐと、それなりに充電してくれるんだな。

同社に聞いてみたら、やはりこのアイテムはそういう物らしい。充電がスタートするまでには、いくつかのハードルが存在するそうだ。
「『結構、速いかな?』というくらいの速度にならないと、充電は始まらないんです」(担当者)
具体的に言うと、時速15キロ以上のスピードが必要となる。ゆっくり漕いでも、スマホには影響しない。また、充電が満タンになるには、約4時間以上の走行が必要とのこと。
デジタル機器を駆使したければ、アナログな運動に励もう!

そんな新アイテム『USB自転車ダイナモ充電器』は、サンコー(株)の直営店か、同社のウェブサイトで購入することができる。価格は1,980円(税込み)。

どうでしょう? これぞ、まさに一挙両得というか。道中は、自転車でスイスイ。そして、目的地に着いたら充電も行われているという。ありそうで無かった、充電スタイルです。
(寺西ジャジューカ)