財布の限界!? 手のひらサイズの極小財布「小さいふ」
断捨離がブームになって久しいが、部屋だけでなく、すっきりさせたいのが財布。ショップのカードやらレシートやら、気を抜けばすぐ溜まってしまう。
こまめに整理をするのもいいが、思いきって溜めたくても溜められない状況を作るのも一手。つまり、財布そのものをとことん小さくしてみるのはどうだろう?
「小さいふ ペケーニョ」はその名のとおり、手のひらサイズの革の財布。思わず「小銭入れ?」と聞きたくなるほど小さいが、お札なら10〜20枚、小銭は20〜30枚、カードも6枚入り、見た目以上の収納力がある。
財布の生みの親は「クアトロガッツ」。“ちょっと賢い革小物”をコンセプトに、財布や文具といったレザーアイテムを製作している大阪のレザークリエイター集団だ。
「小さいふ ペケーニョ」も革製だが、巷の革財布とはひと味ちがう。まず驚くのが豊富なカラーバリエーション。定番カラー16色と限定カラーあわせて現在全46色を展開。カラーオーダーも可能で、財布を構成する7つのパーツそれぞれに好きな色を選べる。その組み合わせはなんと478万通り以上! 同社の中辻さんいわく、
「こだわりのひとつが、カラーオーダーというカタチで製作に携わっていただけることです。モノ創りをしているとつい自分の我が出すぎてしまいがちですが、主役は実際に使用するお客様ですから」
それができるのも企画からデザイン、製作、革の仕入れまですべて自社で一貫しておこなっているから。
さらに特筆すべきは革のクオリティ。
「食材に最高のものがあるように革にもクオリティがあります。単位当たり20円の革もあれば500円の革もある。ただ一般の人の目にはどんな革が高く、どんな革が使い込むと良くなるのかを見極めるのは非常に難しい。本物の革は使用年月を経るほどに味わいが出てきます」
と中辻さん。小さいふの定番カラーに採用しているのは、日本の最高峰である栃木レザー社製のフルベジタブルタンニンレザー。“使って育てる革”ともいわれ、油分が多いため使うにつれ素晴らしいエイジング(経年変化)を楽しめるのが特長。また、化学薬品を極力使用せず、植物のタンニンによってなめされるので環境にも優しいそう。
加えて、計算しつくされたデザインも秀逸。たとえば、カード入れには親指の形を模した切り込みを入れてカードを取りだしやすくしたり、小銭入れにはベロと呼ばれるつまみを付けて小銭をこぼれ落ちなくするなど、使いやすくするための工夫がいろいろ。曲線を多用したデザインは見た目にも美しい。
商品はネットショップ、東急ハンズやHands beの一部店舗、全国のデザイン・クラフト系イベントなどで販売中。価格は9,800円〜。ちなみに「小さいふ」にはペケーニョのほかに、デザイン違いの「ピッコロ」(6,800円)と「カリーナ」(7,800円)もある。「ピッコロ」は7年前に発売されたいわば元祖「小さいふ」でお札と小銭入れオンリーの現金主義向け。それにカードポケットが付いたのが「コリーナ」。さらに進化した「ペケーニョ」は今年9月に発売されたばかりの最新デザインだ。
男性ならシャツやスーツの胸ポケットに、女性なら結婚式のパーティ用の小さなクラッチバックにもちょうどいいサイズ。男女問わず人気があり、なかにはサブ財布に買ったつもりが、いつのまにかメインになってしまったという人も。
使いやすく、いい意味で個性的。使い込むほどに愛着がわいてくることまちがいなしの財布です。
(古屋江美子)
こまめに整理をするのもいいが、思いきって溜めたくても溜められない状況を作るのも一手。つまり、財布そのものをとことん小さくしてみるのはどうだろう?
「小さいふ ペケーニョ」はその名のとおり、手のひらサイズの革の財布。思わず「小銭入れ?」と聞きたくなるほど小さいが、お札なら10〜20枚、小銭は20〜30枚、カードも6枚入り、見た目以上の収納力がある。
「小さいふ ペケーニョ」も革製だが、巷の革財布とはひと味ちがう。まず驚くのが豊富なカラーバリエーション。定番カラー16色と限定カラーあわせて現在全46色を展開。カラーオーダーも可能で、財布を構成する7つのパーツそれぞれに好きな色を選べる。その組み合わせはなんと478万通り以上! 同社の中辻さんいわく、
「こだわりのひとつが、カラーオーダーというカタチで製作に携わっていただけることです。モノ創りをしているとつい自分の我が出すぎてしまいがちですが、主役は実際に使用するお客様ですから」
それができるのも企画からデザイン、製作、革の仕入れまですべて自社で一貫しておこなっているから。
さらに特筆すべきは革のクオリティ。
「食材に最高のものがあるように革にもクオリティがあります。単位当たり20円の革もあれば500円の革もある。ただ一般の人の目にはどんな革が高く、どんな革が使い込むと良くなるのかを見極めるのは非常に難しい。本物の革は使用年月を経るほどに味わいが出てきます」
と中辻さん。小さいふの定番カラーに採用しているのは、日本の最高峰である栃木レザー社製のフルベジタブルタンニンレザー。“使って育てる革”ともいわれ、油分が多いため使うにつれ素晴らしいエイジング(経年変化)を楽しめるのが特長。また、化学薬品を極力使用せず、植物のタンニンによってなめされるので環境にも優しいそう。
加えて、計算しつくされたデザインも秀逸。たとえば、カード入れには親指の形を模した切り込みを入れてカードを取りだしやすくしたり、小銭入れにはベロと呼ばれるつまみを付けて小銭をこぼれ落ちなくするなど、使いやすくするための工夫がいろいろ。曲線を多用したデザインは見た目にも美しい。
商品はネットショップ、東急ハンズやHands beの一部店舗、全国のデザイン・クラフト系イベントなどで販売中。価格は9,800円〜。ちなみに「小さいふ」にはペケーニョのほかに、デザイン違いの「ピッコロ」(6,800円)と「カリーナ」(7,800円)もある。「ピッコロ」は7年前に発売されたいわば元祖「小さいふ」でお札と小銭入れオンリーの現金主義向け。それにカードポケットが付いたのが「コリーナ」。さらに進化した「ペケーニョ」は今年9月に発売されたばかりの最新デザインだ。
男性ならシャツやスーツの胸ポケットに、女性なら結婚式のパーティ用の小さなクラッチバックにもちょうどいいサイズ。男女問わず人気があり、なかにはサブ財布に買ったつもりが、いつのまにかメインになってしまったという人も。
使いやすく、いい意味で個性的。使い込むほどに愛着がわいてくることまちがいなしの財布です。
(古屋江美子)