お願いごとポストに投函された手紙をサンタに届けるのは、天使の役目

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大半のドイツ人が、このお祭りを祝うためだけに一年間働き続けているとさえ言われるのが、クリスマス。12月のドイツは、全土にまるごと赤と緑のリボンをかけてしまったかのごとく、大都市から小さな村まで、国中がクリスマスカラー一色に染まっています。

平日の夜や週末には、一般商店が一斉にクローズしてしまうドイツですが、毎年恒例のクリスマスマーケットだけは例外。イルミネーションが映える夜や、土日にもオープンしているため、身動きを取るのも大変なほどの人出で盛況開催中です。

クリスマスマーケットの会場に着いたら、ぜひ足を向けたいのが、クリスマス菓子のシュトレンやレープクーヘン、ホットワインを供する屋台。これらの屋台からは甘〜い香りが漂っているので、鼻を利かせればすぐに見つかるはずです。スライスしてもらったシュトレンをほおばったら、ホットワインで流し込む。低気温の中、あっつあつのホットワインを手に、「寒い寒い!熱い熱い!」と言いながらたしなむのが流儀(?)です。

お土産として日本へ持ち帰りやすいのが、クリスマスツリーのオーナメント。木製、ブリキ、布製、陶器など、素材もデザインもサイズもさまざまで、いくつもの屋台を巡ってお気に入りを見つけたいところ。2011年のオーナメント流行色である、シルバーと白系が狙い目です。

目にも舌にも楽しい屋台巡りの合間に、ぜひ探して頂きたいのが、「サンタクロースへのお願いごとポスト」。きらびやかにデコレーションされたポストのそばに、お願いごと記入用紙が設置されており、ここに住所、氏名、年齢、希望するプレゼント、サンタの似顔絵などを書いて専用ポストに投函すると、(人並み以上に運が良ければ)後日プレゼントが届くというものです。

かくいう筆者も、ほぼ毎年サンタのお願いごとポストに投函していますが、いまだに願いが叶ったためしは無く。年齢制限ではねられているものと諦めムードながら、今年も懲りずにまた投函してみましたので、コネタ記事で、プレゼント到着のご報告が出来るように祈っていてくださいね。
(柴山香)