今日は短めで。韓国サッカー協会が、チョ・グァンレ監督の更迭を正式に発表したようです。


■韓国サッカー協会、チョ・グァンレ監督を更迭
　http://www.afpbb.com/article/sports/soccer/soccer-others/2844622/8177200

■サッカー：趙広来代表監督の解任、協会が正式発表
　http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/09/2011120900569.html

　で、表題の件。後任には清水のアフシン・ゴトビ監督が有力ではないかと報じられており、ちょっと気になる記述が。

　http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/09/2011120900575.html

現在、Jリーグの清水エスパルス（今シーズン10位）で監督を務めるアフシン・ゴトビ氏（イラン）も、有力な監督候補として浮上している。ゴトビ氏は2002年のW杯韓日大会で韓国代表のビデオ分析を担当し、07年まで韓国代表のコーチを務めた。ゴトビ氏は7日にマスコミを通じ「韓国代表の監督に就任することは可能」としていたが、趙広来監督の辞任が発表された8日には「まずはJリーグに専念したい」として前言を翻した

　太字は引用者。文中にあるように、8日に清水のオフィシャルが速攻で否定しています。ただ、その文言が「エスパルスは、アフシン ゴトビ監督が2012年シーズンも引き続き指揮を執ることで合意しておりますのでお知らせいたします」というもの。

　「合意」という言い回しであって、ペーパーをきちんと取り交わしているかどうかちょっと読めないところがあります。で、それを裏付けるように、ゴトビのコメントが流れているという。


『ＫＢＳ』によると、後任の最有力候補がゴトビ監督であるという。清水とは今季から３年の契約を結んでいるが、ＫＦＡの求めがあれば、いつでも応じる構えだとされている。

ゴトビ監督は『ＫＢＳ』に対して、「ＫＦＡが私を代表監督として考えてくれることをありがたく思う」と話している。

「私は長らく、韓国サッカー界のファミリーだった」

「韓国サッカー界に対して、私にできることならどんな形でも、常に支援し、手助けするとの気持ちは強い」


　ちなみに日本のメディアですが、SOCCERKINGでは以下のような文面も。

後任には清水で指揮を執るアフシン・ゴトビ監督が候補に挙がっていたが、8日に清水との契約を更新している。


　はて、「３年契約を結んでいる」のではないのか？　という。これは推測であって清水の内情は何も知らないのですが、長期契約を結ぶ場合例えば「３年契約」と口頭で合意しても、実際のペーパーでは１年契約ということが結構あるようです。その事情を汲んでいるかどうかで、文中の表現が微妙に変わるのかもしれません。あくまで推測ですが。

　で、仮にSOCCERKINGの記事が正しいとすれば、「清水は３年契約ではなく１年契約を３回という約束をしているだけなのでは」という推測ができます。「契約をペーパーで更新したからゴトビの続投は確実」とも読めますし、「１年契約しか結んでいない以上、韓国協会からのオファーに揺らぐ可能性がある」とも読めます。

　この件、正式に発表があるまで見守りたいところです。清水オフィシャルが否定した以上、ゴトビ続投が濃厚だと思いますし、対戦相手チームサポとしてもそうであってほしいですけども。