iPhoneやAndroidなどのスマートフォンは、従来の携帯電話に比べてバッテリーが持ちません。
これからスマートフォンを買おうかなと考えている方は、このような基本的な事を知らない方も多いようです。これにはいくつか理由がありますが、スマートフォンの方が高機能のため、よりバッテリーを消費するというのが大きな理由の一つとなっています。

また、スマートフォンの残量は%で細かく表示されますが、従来の携帯電話は3段階の残量表示となっていて見た目減ってないように見えます。従来の携帯電話は1段階減っても33%減ったという意味ではないのも、スマートフォンの方がバッテリーを使用しているように見える一因です。


■スマートフォンはバッテリーを大量に消費する
AndroidもiPhoneに使われているiOSも、スマートフォンは従来型携帯電話に比較し、より高性能なOSとなっています。その高性能なOSを快適に動作させるため、高性能なハードウェアを使用しています。
最新のAndroid端末は、より動作周波数が高く、コア数も多いプロセッサーを採用するようになってもっさりしていた動作もかなり快適になっていますが、その分バッテリも消費します。
通信内容も従来型携帯電話と比べ多くなっているので、通信に関連する消費電力も多くなります。
Wi-Fiなど様々な機能もついているので、バッテリをより消費する要因の一つになっています。

■スマートフォンと従来型携帯電話はバッテリー残量表示が異なる
従来型携帯電話は、3段階のバッテリー残量表示です。単純に考えると33%使用したら1段階減るように思うでしょうが、多くの携帯電話では実際は半分以上消費してようやく1つ減るような表示になっています。
実際に携帯電話を使用していて、残り残量が2つになってから1つになるのが妙に早かった記憶がある方もいますが、このように33%毎の表示になっていない事がその原因です。
一方、スマートフォンはほぼ正確なバッテリー残量表示になっています。バッテーリー残量は温度など様々な条件によって変わります、パーセント表示だとしても正しい表示とは限りません。
しかし、スマートフォンは常にほぼ正確な残量表示をしているので、その点では従来型携帯電話より不利と言えます。

■スマートフォンでも毎日充電していればほぼ問題無し
どんな製品でも使えば使うほどバッテリーを消費しますが、最近のスマートフォンの多くは1日に1回程度の充電で実用上の問題ないでしょう。
どんな端末を使用していても、結局は使用時間がどれだけかがバッテリー残量に影響します。スマートフォンの方がバッテリ消費は多くなりますが、従来型携帯電話も長く使えばバッテリーを多く消費します。

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上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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