バブル期に憧れた「ヤナセでクルマを買う」が今、実現のチャンス!
ヤナセが輸入中古車の低価格帯を充実させるというニュースが流れて話題になっています。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420110518beao.html
ヤナセといえばかつてはメルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンのインポーターとして輸入車販売店の代名詞でしたし、現在もメルセデス・ベンツをはじめアウディ、BMWのドイツ勢、そしてGMやクライスラーなどのアメリカ車、そしてサーブにボルボなど、数多くのブランドを取り扱っています。
そのヤナセが中古車を充実させるというのは、記事にもあるように新車販売を補う意味もあるでしょうが、強みを活かした戦略ではないでしょうか?
輸入車は各メーカーが独自に定めた認定中古車というのがあり、メーカー保証が付く安心の中古車として販売されています。当然、一般的な中古車販売店の同等車両と比較すると割高な面も感じますが、初めて輸入車を買う方などは保証が安心感につながり、一定のマーケットとなっています。またメーカーにとっては高額で中古車が販売できることは下取りも高額に繋がり、新車の代替えを支えます。
しかしヤナセにも独自の認定中古車があり、実はこれの人気も強いのです。つまりヤナセは中古車販売でも定評があるのです。
各ブランドが設定している認定中古車を見に来たユーザーさんは展示されている車両を見ていくうちに、価格が安い車両を見つけます。そしてセールス氏に尋ねると、「(例)これは走行距離が認定中古車の範囲に収まらないのでヤナセの保証で販売する車両です。ですが新車時から全部当店でメンテナンスしていますので、条件は良いと思いますよ」などと説明されます。
つまり「メーカーの認定中古車ではなないですが、ヤナセの保証が付く中古車があります」と紹介した場合、ヤナセ保証に流れる場合も多分にあるのです。
これはメーカーの認定中古車が年式や走行距離、無条件交換項目などを独自に設定していることに対して、全部の項目をクリアしていないからメーカーの認定中古車にはできず、でも程度は良いという車両が当てはまります。
メーカー認定中古車は全国展開なためどうしても画一的な基準となりますが、ヤナセ認定中古車は車両の状態に密接した、小回りのきいた現場ならではの基準設定といえるでしょう。
そこで質問です。
例えば同じ仕様ですが、年式が2年ほど古い。だけど50万円以上安くてヤナセの保証が付く。見た目はどちらも極上。
こうなると、迷いませんか?
つまり中古車の世界のおいてもヤナセはブランドなのですよね。
大手百貨店の外商もうらやましがると言われる顧客名簿を持つヤナセですが、長年の信頼と実績に基づくブランド力は、中古車でも健在というわけで、このブランド力を活かさない手はないですよね?
ヤナセが低価格中古車に力を入れる。
これは輸入車がもっと身近になるということではないでしょうか?
(佐藤みきお)
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