D1の見どころである追走は、精一杯のドリフト走行をする前車に、後車がいかに車体を近づけられるかがポイントです。


スピードで置いていかれないようにしながら角度も付けて、もちろん前車にぶつからないようにコントロールする後車のドライバーには、相当に高度なテクニックが必要です。


もちろん前車が安定した走りをしてくれないと、それに合わせるのは困難になります。なので、いかにウマいドライバーでも、前車のドリフトテクニックが怪しいと、ビタビタに合わせたときのリスクが大きくなります。


その点、シリーズチャンピオン経験者のこの2人、今村陽一選手と川畑真人選手レベルになると、お互い安心してビタビタに引っ付けることができるようです。




ブレーキランプは点いていますが、もちろん停まっているワケではありません。


100km/hまでは出ていないかもしれませんが、それに近い速度じゃないでしょうか。


右ドアと左ドアが引っ付いてしまうほどに近い状態をD1では「ドアtoドア」状態といいます。


ここまで付けられると、後車の今村陽一選手の勝ちですね。


(小林和久)




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