今村陽一vs川畑真人、まさにドアtoドア【2011D1GP第4戦鈴鹿】
D1の見どころである追走は、精一杯のドリフト走行をする前車に、後車がいかに車体を近づけられるかがポイントです。
スピードで置いていかれないようにしながら角度も付けて、もちろん前車にぶつからないようにコントロールする後車のドライバーには、相当に高度なテクニックが必要です。
もちろん前車が安定した走りをしてくれないと、それに合わせるのは困難になります。なので、いかにウマいドライバーでも、前車のドリフトテクニックが怪しいと、ビタビタに合わせたときのリスクが大きくなります。
その点、シリーズチャンピオン経験者のこの2人、今村陽一選手と川畑真人選手レベルになると、お互い安心してビタビタに引っ付けることができるようです。
ブレーキランプは点いていますが、もちろん停まっているワケではありません。
100km/hまでは出ていないかもしれませんが、それに近い速度じゃないでしょうか。
右ドアと左ドアが引っ付いてしまうほどに近い状態をD1では「ドアtoドア」状態といいます。
ここまで付けられると、後車の今村陽一選手の勝ちですね。
(小林和久)
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