すでにACLグループリーグ突破を決めていた鹿島ですが、1位通過を狙ってシドニーと対戦しました。0-1からの逆転に見事成功し、2-1と勝利を収めましたが、ライバルの水原も上海に3-0と勝利を収めたため、鹿島は2位通過となりました。トーナメント1回戦は1位通過のホームでの一発勝負、鹿島の相手がソウルになるか名古屋になるかは明日決定します。

ところで、この試合の鹿島の64分の同点ゴールは、フェリペ・ガブリエル選手のヘディングでの折り返しを大迫選手がボレーでたたき込んだもの。そのフェリペ・ガブリエル選手にクロスを上げたのは、26分に脱臼した中田選手に代わり「靴紐も結んでいなかった」状態から急きょ出場した伊野波選手でした。

すばらしいオーバーラップとクロスでした、とお聞きしたところ「サイドバックの練習をずっとやりましたから」とのこと。そういえば、代表ではサイドバックとしてずっと練習していました。そのトレーニングが見事に実ってゴールを生みました。

さて、岩政選手はいつも丁寧に受け答えしてくれる選手で、その答えの中に知性が光ります。今日もすごくいい言葉を残していってくれいました。岩政名言集を作ろうかしら。今日も2つ。

「(ヘディングがファウルを取られていたけれど)まず相手の9番よりも僕のほうが強いと(ピッチの上の)みんなに示すための駆け引きをやっていました。だから前半はファウルとなってもいいと考えていました」

「調子が悪いときに陥りやすいのが、(2007年とか2008年とかの)いい時のころに目がいって、そこに戻ろうとすること。そうではなくて今の中で何かを作ろうとしなければならないんです」

サッカーでも勉強になるし、人生訓としてもいい言葉。さすが教員免許を持っているだけの人物です。これからも彼のすばらしい言葉はできる限り書き残しておこうと思っています。


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