沖縄国際映画祭、観客のみんなの“気持ち”が集まる (C)2009-2011 沖縄国際映画祭/よしもとラフ&ピース

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 19日、『第3回沖縄国際映画祭 Yell,Laugh&Peaceカウントダウンフェスタ』のイベントの一つである「フルポンが学ぶ映画の魅力『ゾンビランド』」が那覇市にある桜坂劇場で行われた。

 “フルーツポンチが映画に詳しい先輩芸人から映画の魅力を学ぶ”という趣旨で行われたこのイベントには、COWCOW・山田、2丁拳銃、POISON GIRL BANDが登場。登壇した芸人達は、“吉本映画部”を作り、定期的にイベントを開催するほど映画好き達ばかりだった。

 トークショーでは、2丁拳銃・川谷から「映画好きなの?」と話を振られたフルーツポンチ・村上は、「好きは好きです。教科書では教えてくれないことを結構教えてくれるな、とは思ってますけど」と、いつも通りのキザなキャラで答えると、「言い方がイラッとする!」とメンバー全員からツッこみを受けたりと観客の笑いを誘った。

 このイベントでは、同映画祭初の試みとなる“生オーディオコメンタリー”も実施。トークイベントの最中に座布団が配られ、それぞれが舞台の上で寝そべったところで、映画がスタート。タレントがお客さんと一緒に上映を楽しむ形で進行された。主人公とゾンビが急接近するシーンでは、出演した芸人全員が絶叫! さらに手に汗握るシーンが続くと、「ほら、来るよ、来るよ!」と驚くメンバーや声を出さず見入るメンバーがいるなど、“家で友達と一緒にDVDを観る”感覚で芸人と観客達が一体となって楽しむことができたようだ。

 イベント終了後には、芸人一同が、募金箱を持って、東北地方太平洋沖地震の募金を呼び掛けた。フルーツポンチ・亘が「好きなメンバーと握手をしてくださいね」と声を掛けると、観客は思い思いのメンバーと握手を交わしながら、それぞれの“気持ち”を募金箱へ入れていった。小学生の男の子や女の子、家族連れなど、幅広い年齢層の観客のほぼ全員が募金に協力してくれた。

 第3回沖縄国際映画祭は、3月27日まで開催され、各会場の入り口などに募金箱が設置されている。

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