第3回沖縄国際映画祭プログラム発表記者会見<br>撮影:石津(@ishiduu)
 「Laugh & Peace」コンセプトの下、3月18日から27日の日程で行われる『第3回沖縄国際映画祭』。開催まで1ヶ月をきった2月22日に、吉本興業の東京本社にてその注目の上映ラインナップが発表された。発表会見は、司会の木佐彩子と宣伝隊長のスリムクラブが進行。しかし、上映される長編作品の発表をスリムクラブの真栄田賢がおこなったところ、あまりにも下手過ぎる発表で伝わらないということで、すぐに木佐と交代するなど波乱の幕開けとなった。

■長編作品ラインナップ一覧

2009年のスタートから数えて3回目となる今回は、「地域発信型プロジェクト」という新たな試みを実施。各地域が持つ情報、生活、伝承、産業、観光の情報などを取り込み、その土地ならではの映画作品を地域の人と共に制作した「地域発信型映画」。そして、全国から募集したCM企画を元に制作される「JIMOTO CM COMPETITION」。この2つの企画は、映画や映像を通して、各地域との相互交流と情報発信に貢献しようという狙いがあるようだ。

■地域発信型映画ラインナップ一覧

 映画祭の各プログラムの発表が終了すると、上映される作品の監督・出演陣が登壇。その顔ぶれは、長原成樹、板尾創路、木村祐一、品川ヒロシ、砂川恵理歌、木南晴夏、フットボールアワー・岩尾望、トータルテンボス(大村朋宏、藤田憲右)と豪華絢爛。人気芸人達の集合で記者からも「話題のKARAを使って映画を撮りたいという意欲がある人は?」「監督収入とタレント収入はどっちが多い?」とユニークな質問が飛び交った。「スリムクラブを使って映画を撮りたいと思うか?」という質問には木村が真っ先に手を上げ「M-1でグランプリをとるまでの軌跡をABC(朝日放送)にお金出してもらってやりたい」と出演を熱望。スリムクラブも満更でもないようだった。だが、品川から「アクションはできるのか?」という質問を受けて実演した正拳突きはなんとも冴えないものだった(へなちょこ正拳突き写真)。報道陣のカメラのフィルムが無駄だったのではないかという声も上がり、会場は笑いの渦に包まれた。

 まだ正式にタイトルが決定してない作品もあり、なんとも危うげではあるが、このプログラム発表会見を見る限りでは、笑いが絶えない楽しい映画祭になるであろうという期待が持てる。

 第3回沖縄国際映画祭は、3月18日から27日の日程で沖縄コンベンションセンターなどで実施される。

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