上田竜也&川島如恵留、念願の舞台初共演 先輩後輩を超えた“愛とリスペクト”あふれるバディに
【写真】美しすぎる! 上田竜也&川島如恵留インタビュー撮りおろしショット
◆これをどうやって舞台に? 堤幸彦演出にワクワク
『ノッキンオン・ロックドドア』は、第171回直木賞候補となったほか、数々の文学賞を受賞している作家・青崎有吾による人気小説シリーズ。インターホンもドアチャイムもノッカーもない探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」で待ち受けるのは、相棒かつライバルである、“HOW:不可能犯罪のトリック”の解明を得意とする御殿場倒理と、“WHY:不可解な状況から動機や理由”の解明を得意とする片無氷雨。事あるごとに衝突しながらも互いをリスペクトするダブル探偵が、次々と舞い込む謎を解決していく痛快ミステリーだ。2023年にはドラマ化もされた本作を、『トリック』『SPEC』など、唯一無二のバディものミステリーを次々と大ヒットさせてきた堤幸彦の演出により初めて舞台化する。
上田:ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(2017年)以来お久しぶりの堤監督の演出で、なおかつもともと付き合いのある如恵留と一緒。2人とも関係値があったので、面白そうだなと思いました。
川島:舞台をやりたいという思いがずっとあって、舞台に出られるだけでうれしいのはもちろんなんですけど、本当に魅力的な作品で。ダブル探偵が事件を解決していくという、観る側も出る側もずっとワクワクする作品になるなとお話をいただいた時点でビビッときたので、これはもう受けさせていただくしかないなと。二つ返事でよろしくお願いしますとお伝えしました。
--上田さんとの舞台初共演はいかがでしょう。
川島:うれしいですね! ライブでご一緒させていただいて後ろ姿を見ることはあったんですけど、W主演という形で横に並ばせていただけることがすごく光栄なので、横顔をたっぷり眺めたいと思います(笑)。
上田:美しい横顔をな!(笑)
--上田さんも後輩の川島さんとご一緒というのはうれしいですか?
上田:そうですね。如恵留のパフォーマンスや舞台を観させていただいて、如恵留の良さはすごく分かっているつもりなので、その如恵留と一緒にできるのはうれしいですし、刺激にもなります。お互い刺激し合えるような関係で稽古ができればいいなと思ってます。
--台本をお読みになられての印象はいかがでしたか?
川島:これ、どうやって舞台やるんですかね?
上田:ね? どんどん場面が本当にガラッと変わっていくので、これを舞台としてどうやって成立させるんだろう?っていうのがまず率直な感想でした。
川島:堤監督らしさがすごく出る舞台になるんじゃないかなって思ってます。あのシーンからこのシーンに一気に場面転換して、それがまた戻って、時系列もいろいろぐちゃぐちゃになったりするので、舞台でどういう風にやるんだろう?とすごくワクワクします。ギミックをたくさん考えてらっしゃる堤さんなので、しがみついていこうと思います。
上田:すごいエンタメショーになるというお話は聞いていて、出演者の方もかなり多いので、華やかな舞台になるんじゃないかなと思います。
◆「大先輩なのに優しくて近い先輩」(川島)「頼りにしかならない」(上田)
--今回共演が分かった時に連絡を取り合ったりはされましたか?
上田:あれ? どうだったっけ?
川島:しましたよね? 僕、このお話をいただいた時、お相手は調整中となっていたんです。その後、Travis JapanのコンサートのMCでこれは話していいですよという資料に、『ノッキンオン・ロックドドア THE STAGE』上田竜也・川島如恵留って書いてあるのを見て、すぐに連絡しました。
上田:そうだ、そうだ。ちょうどその時にもう1つ舞台のお話もあって。「如恵留のこういうお話もあるんだけど」「如恵留か。そっちに出ます」と。
--上田さん的には、川島さんの存在も大きかった。
上田:でかいですね。如恵留と堤監督の2人じゃなかったら、分からなかったです。
--親交のあるお二人ですが、この関係値があるからこそ見せられそうなバディ感はありますか?
川島:僕、竜兄の温度感がめっちゃ好きで。先輩なんですけど、すごく優しいというか、寄り添ってくれるんです。僕ら後輩からすると竜兄は大先輩だからすごい遠いはずなんですけど、全然遠くない。その近さってたぶん今回の関係性とすごく近くて。竜兄の優しさと、後輩である僕だからこそ生み出せる温度感があるんじゃないかなと思ってます。
上田:変な言い方だけど、如恵留を後輩としてあまり見ていなくて。後輩なんですけど、ライブとかを一緒にやっている関係で、如恵留の本当のすごさっていうのはよく知っていて、横で一緒にやってきたつもりでいるので。だから稽古に入ってもきっと「どう思う?」と普通に相談しながらやっていくだろうし、そもそも関係ができているというのが大きいかなって思います。
--後輩だけど頼りにしている、という感じですか。
上田:頼りにしかならない。
川島:もう頑張ろう。頑張っちゃおう(笑)。
--上田さんが感じられている川島さんのすごさ、素晴らしさはどういうところですか?
上田:なかなかいなくないですか、全てがオールマイティにできるって。この人は、よくある五角形のグラフ、すべてが満点じゃないですか。だいたい歌が飛び出るけど踊りはちょっと……のような感じが特に俺たちの時代は多かったし、そういうのをチームで補ってやっていくことが多かったんだけど、如恵留に関しては歌も踊りも芝居も全部パーフェクトにできる。頭もいいし、英語もできるし、人を魅了する力、もちろんこの性格もそうですけど、それを見て尊敬しないわけがないっていう。後輩とか先輩関係なくすごいと思うし、普通にリスペクトするので、俺の方が態度偉そうですけど(笑)、普通に頼りにさせていただきたいなと。
--上田さんのお言葉を受けて、川島さんいかがですか?
川島:竜兄の“ほめほめ劇場”2時間くらい聞きたいです(笑)。うれしいですね。
僕たちの時代というか、ジュニアの下積みをすごく長く、15年以上やらせていただくような時代になってからは、多分みんなそうなんですよ。Snow ManさんもSixTONESさんもみんなそうだし、なにわ男子さんも若いと言っても長い人たちは長い。今のジュニアもみんないっぱいできるようにならないと生きていけないっていうのがあって、今はみんななんでもできる時代。その中で僕も埋もれていたので、今こうしていろんな人に見つけてもらってご一緒できるようになったのは、僕としても誇らしいことなので頑張ってよかったなと思います。
--川島さんが御存知の上田さんのすてきなところを教えていただけますか?
川島:竜兄のいいところは、僕ら内側の人間はめちゃくちゃ知ってるんですよ。多分竜兄とお仕事をご一緒したことのある人はみんな竜兄の良さを知ってるんですけど、竜兄がこういうキャラクターだから(笑)、怖い人で、なんかちゃらんぽらんやってそうみたいなイメージがあるじゃないですか。竜兄の良さは一緒に仕事をした人だけが分かる、特別なものだと僕は思っていて。今回も竜兄の魅力がいろんな人にどんどん伝わっていくんじゃないかなって思います。それぐらい本当に人として素晴らしいですし、実力もさることながら、いろんな人への気遣いをされる方。こう見えてっていうとあれですけど、最初は僕も怖い人だと思ってドキドキしてたけど、それが竜兄の愛らしさなのかなと僕は思います。
上田:いやもう、マネージャーのようです(笑)。
◆上田&川島が思う、お互いの表現者としての魅力
--それぞれ演じられる倒理と氷雨というキャラクターは、ご自身に近しいところはありますか?
上田:俺、あんまりないかも。でもお互いの役はぴったりだなと感じています。
川島:僕もまだご一緒する方も、自分がどちらの役を演じるのかも分かっていない状況で、自然と自分は氷雨なんだろうなと思いながら台本を読んでいました。ちょっと自分で言うのもあれですけど、この顔だし、この性格だし、別に地味ではないじゃないですか。でも、物事について深く考えて、人の気持ちを探るという意味では、僕は確かに氷雨に近いのかなと。
表情の変化や、ポロっと出た一言で、「もしかしたらこの人こう考えてるんじゃないの?」みたいなことをキャッチしてしまう部分があるので。それはいい時ももちろんあるんですけど、それで自分が疲れちゃう時もあるからこそ、きっと氷雨も同じように感じる子だろうなと思ったりしました。
--上田さん、すごく頷いていらっしゃいましたが。
川島:でも、竜兄もそういうタイプですよね?
上田:キャッチはしやすいけども、多分キャッチしてからの行動は如恵留とは違うと思う。如恵留は本当に気を遣える子だから、もしかしたら相手が5ぐらいで言っていたのを20でキャッチしてしまう可能性もある子なんだろうなとは思っているけど、俺はキャッチしても、「こいつに何を言われてもいいや」って方向転換ができる。いい意味で言えば「自分を貫く」、悪い意味で言えば「興味ないやつには興味ない」っていう(笑)。
川島:だから、一緒にいてすごく楽なんです。竜兄がこう言ってる時ってこういう気持ちで、竜兄には竜兄の行動があるから、僕が竜兄にすり寄る必要もないし、竜兄も僕に執着することもないだろうなっていうのがあるんで。信頼してるからこそ預けられる背中みたいなものがあるので、それがこの相棒、バディの形で昇華できるんじゃないかなと思っています。
上田:いや、執着はしてるよ。俺、如恵留、好きよ。
川島:うれしい!
上田:あなたに対しては他の後輩にはない特別な感情があります。
川島:ちょっと待ってください。これうれしい! 見出しにしてください(笑)。
--如恵留さんへの執着というところをもっと深くお聞かせいただけますか?
上田:2年連続一緒にフェスに出てもらって、こうやって関係値がある中で、やっぱりいろんな人となりも知れるし、俺なりに如恵留のちょっと弱いところも一応分かっているつもりなので。他にも可愛がっている後輩ももちろんいるけども、俺が後輩と絡む時ってやっぱり人として好きな人と一緒にいたいタイプで。そこに対してやっぱ他の人たちよりは全然好きだからこそ執着はあるよね。だから「執着ないでしょうね」って言われてちょっと寂しい(笑)。
川島:今すごくうれしいです(笑)。
--お互い表現者としての魅力はどんなところに感じていますか?
川島:引き出しの多さと深さだと思います。竜兄もいろいろ芸能活動されていく中で、いろんなものを学ばれて、しかもそれを自分のものにしていこうっていう貪欲な人だったはず。だからこそ、今こうしていろんな引き出しがある人だと思うんです。この時にはこれを使おう、あの時にはあれを使おう、この2つを同時に開けてみようとなった時に、その引き出しがちっちゃいものじゃなくて、すごく奥深いものを何本も使い分けている。そんな感じがするんですよね。これは僕たちが本当に見習うべきことだと思いますし、これが熟成されていく力、続けていくことで生まれる魅力なんだなっていうのは、後輩からしても尊敬の対象です。
--ひとつ何か盗めるとしたら何を。
川島:視野の広さですね。自分たちの世代は、今ここから抜け出すにはどうすればいいかを考えたとき、そのちょっと周り、例えばグループぐらいまでしか広げられなかった視野を、竜兄はもっと広い範囲で見ることができて、物事をプロデュースする力も持ってらっしゃるんです。
--上田さんはいかがですか?
上田:如恵留にはいいところがたくさんあって、それこそ歌もめちゃくちゃ上手いじゃないですか。如恵留が踊りながらバラードをリハで歌ってるのを近くで見て、もう自然と拍手が出るぐらい感動したんですよね。それだけのクオリティーをリハーサルから出せるっていうのは、やっぱり人に何かを伝える力が強い人はこういうことなんだなっていうのを間近で感じて。さっき言っていた埋もれるがどうのこうのというのは、タイミングの問題。そこにどうマッチしていくか、人に見つけてもらうかっていうのは運とタイミングでしかないんですよね。でも、どこで見つかってもそれを100で出せるポテンシャルがあるというのはやっぱり羨ましいと思いますね、俺は。
--今回、W主演として共に座長を務められる意気込みをお聞かせください。
川島:差し入れとかいつもどうしてます?
上田:分からないから、聞く。「何食べたい?」って。
川島:カッコいい!
上田:いつも座長としてどんな感じで立ち振る舞いしてんの?
川島:僕はニコニコしてるだけです。現場では元気にハキハキニコニコっていうのが僕のあり方です。
上田:それ大事よ。俺はあまり気にせず、とりあえず楽しくやろうぜ!ぐらい。
川島:求心力がすごくてみんながついていくから、自然と真ん中に絶対いるんですよね。僕もニコニコしてるだけじゃなくそんな背中を学びたいと思います。
上田:いや、現場は雰囲気づくりが大事だから、よろしく頼むよ。
(取材・文:近藤ユウヒ 写真:米玉利朋子[G.P.FLAG inc])
EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP『ノッキンオン・ロックドドア THE STAGE』は、10月6日~25日東京・EXシアター有明、11月7日~10日大阪・オリックス劇場にて上演。

