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 今季限りで現役引退する日本ハムの中島卓也内野手(35)が22日、本拠地エスコンフィールドで引退会見を行った。

 上下ユニホーム姿で登壇した中島は「公表してから引退の実感が湧かなかったが、今日エスコンに来てエレベーター降りてから数多くの花束を見て、“今日、引退するんだな”と実感が湧きました。それでも、すっきりした感じですね」と、晴れやかな表情を浮かべた。

 近年は世代交代の流れもあり、1軍での出場機会が減少し「今年、1軍に1回も上がれなかったので“引退かな”という気持ちがちょっとずつ芽生えてきて。その中でもまだまだやりたいな、という気持ちもあった。本当に悩みましたけど、最後はファイターズで終わりたい思いが強かったので決断しました」と明かした。

 福岡工から08年ドラフト5位で入団。俊足堅守の内野手として14年に初の規定打席に到達し、翌15年は盗塁王&ベストナインを獲得。日本一に輝いた16年には遊撃で全試合出場を果たし、球数を多く投げさせる「カット打法」は代名詞となった。一番の思い出は「やっぱり2016年のリーグ優勝、日本一が今までで一番うれしかった。その中でショートで出続けたのは自信にもなり、思い出ですね」と語った。

 ファイターズ一筋18年。長く現役を続けられた秘訣を問われると、「本当に周りの人に助けられた人生だったと思うが、その中で自分でこれと決めたことはやり続けたことが1番だと思う。準備、守備、打撃もそうだが、自分で決めたことを最後までやり続けたからかな」と、感慨を込めた。

 今後については「僕みたいな選手でも18年間やってこられたのは、3年目までの鎌ケ谷での生活が大事だった。その時に出会った三木肇さん(当時ファーム内野守備走塁コーチ)に1番影響を受けた。数年前から僕も逆の立場になってやってみたいなと思ったので、将来的には指導者になりたい」と、夢を口にした。

 会見の最後にはかわいがってきた奈良間、細川から花束を手渡された。「ごめんな、俺、泣いてなくて。全然泣けないわ」と冗談交じりに記念撮影。引退試合となるこの日の楽天戦に向け「今日は粘りだけはやめておこうと。試合が長くなっちゃうので。自分のプレーで最後まで全力で走り続けたい。全力プレーで頑張ります」と、語った。