日本が後半AT被弾でブラジルに逆転負け…佐野海舟の代表初ゴールで先制もW杯ラウンド32で敗退

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 日本代表は現地時間29日、FIFAワールドカップ2026・決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)でブラジル代表と対戦した。

 グループFを1勝2分けの2位で終え、ノックアウトステージ進出を決めた日本。そのラウンド32初戦では“サッカー王国”といきなりの対峙。森保一監督はこの大一番へ4日前のスウェーデン戦から先発4人を変更。

 GKには、これまで通り鈴木彩艶を起用。3バックは右から、冨安健洋、谷口彰悟、伊藤洋輝が並び、ダブルボランチは佐野海舟と鎌田大地。ウイングバックには右に堂安律、左に中村敬斗が入り、シャドーには伊東純也と前田大然、最前線には上田綺世を起用した。

 一方、グループCを2勝1分けの無敗で終えて首位通過を果たしたブラジル。昨年10月の国際親善試合で2−3と初黒星を喫した日本相手にリベンジを狙った一戦でカルロ・アンチェロッティ監督は直近のスコットランド戦と全く同じスタメンを採用。

 GKにアリソン、4バックは右からダニーロ、マルキーニョス、ガブリエウ・マガリャンイス、ドウグラス・サントスが並び、中盤はアンカーにカゼミーロ、インサイドハーフにブルーノ・ギマランイス、ルーカス・パケタ。3トップは右からハイアン、マテウス・クーニャ、ヴィニシウス・ジュニオールという並びとなった。

 日本は[3−4−2−1]、ブラジルは[4−3−3]の布陣でスタート。開始直後には前から勇敢にプレスをかける形も見せた日本だが、ブラジルの巧みなプレス回避で剥がされる場面も散見され主導権を握られる。

 コンパクトな陣形で自陣深くに押し込まれてもボックス付近ではしっかりと身体を張ってギマランイスらのミドルシュートをブロック。14分には少し嫌な形からクーニャにシュートを許すが、これは枠の左に。

 なかなか自分たちのリズムでボールを動かせないものの、カウンターシチュエーションで前田、中村がサイドを起点に良い仕掛けも見せる。14分には伊東がボックス付近で仕掛けてカゼミーロのファウルを誘ってFKを獲得。ただ、鎌田の直接FKは壁に当たって枠を外れる。

 守勢ながら冷静にイーブンの状況を維持し、ハイドレーションブレイクを迎えた日本。ここでボール保持、攻撃面の修正を施すと、再開後のファーストチャンスをものの見事に先制点につなげる。

 29分、中盤でダニーロの横パスを前向きでカットした佐野がそのまま豪快な中央突破でボックス付近まで自ら運んで右足を一閃。DF2枚の間を抜けたグラウンダーシュートがゴール左下隅に突き刺さり、日本のボックス・トゥー・ボックスMFが値千金の代表初ゴールを挙げた。

 まさかのビハインドで黄色に染まったスタジアム全体がざわつく中、ピッチ内では気持ちを切り替えたブラジルが中央でのコンビネーションプレー、左のヴィニシウスを起点に攻勢を強める。

 ただ、日本は先制前同様にコンパクトな陣形と集結の速さで数的優位でタイトな守備を敢行。クロスやミドルレンジのシュートはやらせるものの、決定機まで持ち込ませず。逆に、良い形で奪った際には伊東と前田のスピードを活かしたカウンターで陣地回復。相手陣でボールを動かす時間も作りながら冷静に時計を進め、1点リードでハーフタイムを迎えた。

 迎えた後半、日本は同じメンバーで臨んだのに対して、ブラジルは負傷かパケタを下げてエンドリッキを投入。クーニャをセカンドトップに配した[4−2−3−1]の形に変化した。

 入り自体は悪くなかったが、時間の経過とともに揺さぶられて押し込まれる。53分にはダニーロの右クロスをギマランイスに頭で合わされるが、ここはGK鈴木の好守で阻止。直後の55分には再び右クロスにGK鈴木が被ってしまい、折り返しをカゼミーロに頭で合わされるが、ここは冨安の決死のゴールカバーと味方のかき出しで事なきを得る。