リヨンの優勝が決まったリーグ・アンの話題は、上位チームの欧州杯出場権争いと下位チームの1部残留争いにしぼられている。中でも、44シーズン連続の1部在籍記録が途切れるかどうかの瀬戸際にある最下位ナントが注目の的だ。

 退団を表明したバルテズ抜きとなったナントは、5日の第35節でル・マンと対戦。7試合ぶり(先発は9試合ぶり)に出場した松井に先制ゴールを許したナントだが、ロスタイムに同点に追いつき、辛くも残り3試合に残留の望みをつないだ。

 一方、ゴールを決めた松井は、2得点をあげた1月13日のトロワ戦(第20節)以来のフル出場。ピッチを縦横無尽に動き回り、好パスをいくつも出した。惜しいシュートも2本あった。レキップ紙の評価はロマリッチの6.5点に次ぐ6点の評価。センターのポジションに起用したアンツ監督に復活をアピールした。