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12月8日の午後11時15分ごろ、青森県東方沖で発生した地震に絡み、日本の北海道・東北の太平洋側を中心に津波警報・注意報が出されました。(津波注意報・警報の状況、各地の震度は気象庁の画像参照)

【写真を見る】【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

津波の予想は最大で3メートル程度となっています。こうした注意報、警報を皆さんはどう考えるでしょうか。

そもそも、注意報・警報の内容と基準を知っていますか?

■津波注意報、津波警報とは

気象庁の発表資料から、津波注意報と津波警報について知っておきましょう。命を守るのは、自分です。

気象庁によると、「地震が発生した時には地震の規模や位置をすぐに推定し、これらをもとに沿岸で予想される津波の高さを求め、地震が発生してから約3分(一部の地震については約2分)を目標に、大津波警報、津波警報または津波注意報を、津波の予報区単位で発表します」としています。

津波警報・注意報を発表する場合には、津波予報区ごとに予想される津波の最大波の高さと、その予報区内で最も早い津波の第一波の到達予想時刻も含めて発表します。

この時、予想される津波の高さは、通常は5段階の数値で発表します。ただし、地震の規模(マグニチュード)が8を超えるような巨大地震に対しては、精度のよい地震の規模をすぐに求めることができないため、その海域における最大の津波想定等をもとに津波警報・注意報を発表します。

その場合、最初に発表する大津波警報や津波警報では、予想される津波の高さを「巨大」や「高い」という言葉で発表して、非常事態であることを伝えます。

このように予想される津波の高さを「巨大」などの言葉で発表した場合には、その後、地震の規模が精度よく求められた時点で津波警報・注意報を更新し、予想される津波の高さも数値で発表します。

 

■津波注意報・警報の種類 ※気象庁による

○大津波警報・・・予想される津波の最大波の高さが高いところで3mを超える場合。巨大な津波が襲い、木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。

○津波警報・・・予想される津波の最大波の高さが高いところで1mを超え、3m以下の場合。標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。

○津波注意報・・・予想される津波の最大波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合であって、津波による災害のおそれがある場合。海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。
海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。

※画像でもわかりやすく表示

■津波は小さくても危険

到着する津波の予想が仮に0.3メートルだった場合、「0.3mの津波でも危険なの?」そう考える人も少なくないはず。しかし、危険だといいます。

津波は海底から海面までの海水全体が動くエネルギーの大きな波であり、風が吹くことによって海面付近の海水が動く現象である「波浪」いわゆる”波”とは大きく異なります。

津波が高くなってくると、それにつれて海水全体の動きも大きくなり、高さ0.2~0.3m程度の津波も人は速い流れに巻き込まれてしまうおそれがあり大変危険です。

海面全体が持ち上がり襲ってくると想像するとどうでしょうか。たとえ数十センチでも、とてつもない脅威でしょう。

気象庁は0.2m以上の津波が予想された場合は津波注意報を発表します。津波注意報が発表されたら海から上がって速やかに海岸から離れてください。

■津波時に取るべき行動は

○津波警報・注意報と避難のポイント

震源が陸地に近いと津波警報・注意報が津波の襲来に間に合わないことがあります。強い揺れや弱くても長い揺れを感じたときは、すぐに避難を開始しましょう。

津波の高さを「巨大」と予想する大津波警報が発表された場合は、東日本大震災のような巨大な津波が襲うおそれがあります。ただちにできる限りの避難をしましょう。

津波は沿岸の地形等の影響により、局所的に予想より高くなる場合があります。ここなら安心と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。

津波は長い時間くり返し襲ってきます。津波警報・注意報が解除されるまでは、避難を続けましょう。

津波予報区の第一波の到達予想時刻は、津波予報区の中で最も早く津波の第一波が到達する時刻です。同じ予報区の中でも、場所によってはこの時刻よりも数十分、場合によっては1時間以上遅れて津波が襲ってくることがあります。

東日本大震災では、多くの犠牲を出した津波。けして甘く考えることなく、もしもの時にどう行動するのかをしっかり考えることが、命を守る行動につながります。

東日本大震災を、思い出してください。