水虫の市販薬は効く?


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

市販されている水虫薬の中には病院で処方される抗真菌薬と同じ有効成分を配合したものがあり、最初に市販薬を使うことも出来ます。
また、市販薬は抗真菌作用の他に、炎症を抑えたり、かゆみを抑える成分も配合されているものが多く、ひとつの薬でかゆみなどの症状も抑えられるのがメリットです。

ただし、水虫と似た症状を起こす皮膚の病気が他にもありますので、初めて症状が出た場合や市販薬を使用しても症状に改善がみられない場合は、皮膚科を受診しましょう。

薬のタイプ・特徴


薬局で水虫の薬を探すと同じ製品でも様々な剤形があるため、どれを選べば良いのか悩む方もおられます。それぞれの剤形の特徴を解説します。

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保湿に優れた『軟膏タイプ』


ワセリンを基剤とした製剤で、患部の保湿、保護効果に優れています。クリームや液体に比べて、刺激が少ないのが特徴です。

ただし、べとつくのが難点です。症状がひどい部分にだけ塗るという使い方もよいでしょう。

どんなタイプの水虫にも使用できますが、特に、ジクジクタイプやひび割れタイプの水虫に向いています。


使用しやすい『クリームタイプ』


薬の浸透性もよく、使用感も軟膏のようにべたついたりしないため、使用しやすい剤形です。軟膏に比べると多少刺激が出る場合があります。患部とその周囲にもしっかり塗ることができます。

ただし、ただれや亀裂などがひどい場合は、刺激となり症状が逆に悪化する場合があるので注意が必要です。悪化した場合は、クリームの使用による刺激により皮膚炎を起こしている可能性があるため、皮膚科を受診することをおすすめします。

一般的にどんな水虫にも使えますが、特に足の指の間や小水疱ができてジクジクした水虫や、足の裏の角化した水虫にはクリームが適切でしょう。


さっぱりした使用感の『液体タイプ』


薬の浸透性がよく、患部に直接触れずに薬を塗布することができ、使用感もさっぱりとしています。

ただし、成分にアルコールを含むため、患部がただれていたり、皮膚の弱い人には刺激が出る場合があります。

足の指の間のカサカサした乾燥した水虫や、水疱が破れていない水虫に向いています。


患部に触れず使える『スプレータイプ』


患部に触れることなく、薬を塗布することができるのがメリットです。パウダースプレーや冷却スプレーなどもあり、使用感がよいです。

ただし、薬の効き目が弱いのが難点です。

足の指の間のカサカサした水虫や水疱が破れていない水虫、足の裏など広範囲の水虫に向いています。中でもパウダータイプは、ジクジクした水虫におすすめです。