中国、アジア太平洋地域の発展に貢献 ABACタイ委員
5日、新華社のインタビューに応じるカセムシット・パトムサック氏。(バンコク=新華社配信)
【新華社バンコク11月15日】アジア太平洋経済協力会議(APEC)ビジネス諮問委員会(ABAC)のタイ委員であり、タイ商工会議所の副会頭、貿易委員会の副委員長も務めるカセムシット・パトムサック氏はこのほど、バンコクで新華社のインタビューに応じ、中国はAPECで重要な役割を果たしていると評価した。その例として、他の国・地域との経済・貿易協力を深めることで、アジア太平洋地域の繁栄と安定に貢献し続けていると述べた。
同氏は、世界第2の経済大国であり、最大の発展途上国である中国の発展が世界にチャンスを生み出していると指摘。中国はアジア太平洋地域の圧倒的多数の国・地域にとって、主な貿易パートナーであり、同地域の経済成長の重要なエンジンでもあるとし、開放型の世界経済構築を積極的に推し進め、各国との経済・貿易協力を強めており、地域経済の一体化をさらに進める上で、重要な役割を果たすだろうとの見解を示した。
世界の気候変動とエネルギー転換への対応においても、中国のグリーン(環境配慮型)・低炭素型発展は世界の最先端を走り、太陽光発電や電気自動車(EV)などの産業では世界をリードし、グリーン発展に向けた各国のニーズに効果的に応え、世界の持続可能な発展に寄与しているとした。
さらに「タイ市場に進出する中国のEVブランドはますます増え、タイの消費者の選択肢を広げるとともに、先進技術も持ち込み、タイのEV産業チェーンの整備と、グリーンで持続可能な発展の推進に役立っている」と述べた。