現在はアトレチコ鈴鹿でプレーするカズ。写真:鈴木颯太朗

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 プロで40年。誰にでも達成できる数字ではない。いや、ほかの誰にもできないかもしれない。

 元日本代表の三浦知良が11月11日、来季もプロとして現役を続けると話した。横浜FCからJFLのアトレチコ鈴鹿に期限付き移籍中だが、契約が2026年1月末までだと明かしている。

 これを受け、世界では57歳のカズがさらにプレーを続けると報じられている。かつてセリエAのジェノアに在籍しただけに、イタリアでもその偉業は伝えられた。

 大手紙『Corriere dello Sport』は、「ピッチでの活躍よりも長寿ぶりから、そのキャリアは伝説的になった」と報じている。

「永遠のカズヨシ・ミウラが、57歳で来季もプレーを続けることになった。プロ40年目だ。大半の選手はキャリア20年で引退するだけに、信じられない記録である。だが、ミウラにやめるつもりはまったくない。同年代は引退してもう何十年となっているにもかかわらず、キング・カズは少なくとも60歳まで続けたいと話した」
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 ほかにも、『TUTTOmercatoWEB』は「永遠のミウラ」、『Sportal』が「伝説のミウラは止まらない」と、イタリアの複数メディアがカズの現役続行を伝えた。

 カズがセリエAでプレーしたのは1994-95シーズン。30年も前のことだ。しかし、ダービーマッチで1ゴールを記録した日本人選手が、それほどキャリアを続けるとは、当時誰も思わなかっただろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部