MVPの最終候補に選ばれたヤンキースのアーロン・ジャッジ選手とドジャースの大谷翔平選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

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MLBは日本時間12日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票によって決まる最優秀選手(MVP)、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督のファイナリストを発表しました。

今季54本塁打、59盗塁を達成し、MLB史上初となる50本塁打&50盗塁の「50-50」を達成したドジャース・大谷翔平選手は、最終候補入り。過去21年、23年と2度の受賞経験がある大谷選手は、史上2人目の両リーグMVP、史上初の異なるリーグでの2年連続MVP受賞に期待がかかります。ライバルとなるのは、メッツのフランシスコ・リンドーア選手とダイヤモンドバックスのケテル・マルテ選手が選出されました。

一方、ア・リーグのMVP最終候補は、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手、フアン・ソト選手、ロイヤルズのボビー・ウィットJr.選手の3人。15年ぶりにリーグ優勝を果たしたヤンキースから2選手が選出されました。

ジャッジ選手は今季、大谷選手を振り切り両リーグトップの58本塁打、144打点をマークしリーグ2冠を獲得。同僚のソト選手は41本塁打、109打点を記録し、ポストシーズンでも勝負強い打撃を見せました。また打率.332を記録したロイヤルズのウィットJr.選手は首位打者に輝き、ジャッジ選手の3冠を阻止。さらに32本塁打、31盗塁でトリプルスリーを達成するなど、ハイレベルな争いです。

また、投手部門では、メジャー初挑戦ながら好成績を残したカブス・今永昇太投手はナ・リーグ新人王のファイナリストに残ることができず。パイレーツのルーキー、ポール・スキーンズ投手が名を連ねました。

既に全米野球記者協会による各アワードの投票は終了しており、今後は日本時間19日に新人王、20日に最優秀監督、21日にサイ・ヤング賞、そして22日にはMVPが発表されます。

▽各アワード ファイナリスト一覧

◆ア・リーグ:MVP
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
フアン・ソト(ヤンキース)
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)

◆ナ・リーグ:MVP
フランシスコ・リンドーア(メッツ)
ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
大谷翔平(ドジャース)

◆ア・リーグ:サイ・ヤング賞
エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)
セス・ルーゴ(ロイヤルズ)
タリック・スクーバル(タイガース)

◆ナ・リーグ:サイ・ヤング賞
クリス・セール(ブレーブス)
ポール・スキーンズ(パイレーツ)
ザック・ウィーラー(フィリーズ)

◆ア・リーグ:新人王
コルトン・カウザー(オリオールズ)
ルイス・ヒル(ヤンキース)
オースティン・ウェルズ(ヤンキース)

◆ナ・リーグ:新人王
ジャクソン・チューリオ(ブリュワーズ)
ジャクソン・メリル(パドレス)
ポール・スキーンズ(パイレーツ)

◆ア・リーグ:最優秀監督
A・J・ヒンチ(タイガース)
マット・クアトラーロ(ロイヤルズ)
スティーブン・ボート(ガーディアンズ)

◆ナ・リーグ最優秀監督
カルロス・メンドーサ(メッツ)
パット・マーフィー(ブリュワーズ)
マイク・シルト(パドレス)