ウー・レイ(呉磊)の情熱的なラブシーンも...「眠れない...君のせいかな」直球すぎる溺愛アプローチが評判を呼んだ「ロマンスの降る街」

2024年11月12日 15時0分

世界が注目する中国の俊英グー・シャオガン監督の長編2作目「西湖畔(せいこはん)に生きる」(日本公開中)の主演に抜擢され、若手演技派の筆頭として活躍の場を広げるウー・レイ(呉磊)。

10歳年上のキャリアウーマンへの一途な恋心を体現した「愛なんて、ただそれだけのこと」(2023年)など、近年は大人のラブロマンスへの出演も評判を呼んでおり、北欧・フィンランドでロケを敢行した「ロマンスの降る街」(2024年)では、ロマンティックなラブシーンで大人の魅力を倍増させている。

ウー・レイの情熱的なラブシーンも！「ロマンスの降る街」
(C) Tencent Technology (Beijing) Co., Ltd

3歳で子役デビューし、今年12月に25歳を迎えるウー・レイは、若手でありながら芸歴20数年というベテラン。壮大な復讐劇「琅琊榜(ろうやぼう)～麒麟の才子、風雲起こす～」(2015年)で子役のイメージから脱却後、シャオ・ジャンと共演した主演作「蒼穹の剣」(2018年)、ディリラバと壮大なロマンスを演じた「長歌行」(2021年)、同作でも顔を合わせたチャオ・ルースーとW主演を果たした大河ロマンス「星漢燦爛(せいかんさんらん)」(2022年)...と、時代劇を中心にキャリアを重ねてきた。

一方で、爽やかな年の差ロマンスを繰り広げた「愛なんて、ただそれだけのこと」をはじめとする現代劇も絶品。11月27日(水)よりホームドラマチャンネルにて日本初放送される「ロマンスの降る街」も、その最大の魅力は、共に子役出身の人気女優チャオ・ジンマイ(「流転の地球」)を相手に繰り広げる、ピュアな"両片想い"と極甘なラブシーンの数々だ。

「ロマンスの降る街」
(C) Tencent Technology (Beijing) Co., Ltd

「Go! Go! シンデレラは片想い」(2019年)、「美人骨」(前編：周生如故／後編：一生一世)などドラマ化が続く中国を代表する人気作家・墨宝非宝(モーバオ・フェイバオ)のベストセラー小説が原作(自ら脚本も執筆)とあって、ファンからの期待を集めた本作は、引退した天才ビリヤード選手リン・イーヤン(ウー・レイ)と、プロとして初めて国際大会に出場するため北欧の街ハルを訪れたナインボール選手イン・グオ(チャオ・ジンマイ)のラブストーリー。

ナインボールとはビリヤード競技の1つで、同じ競技に打ち込むグオにひと目惚れしたイーヤンは、不器用ながらもアプローチを開始する。

意志の強さが表れた太眉と大きな瞳という凛々しいビジュを生かし、口数少なく硬派なイーヤン役を嬉々として演じたウー・レイ。彼がメッセージアプリで綴る真っ直ぐな愛の言葉が、序盤からこれでもかとグオを揺さぶっていく。

愛想も良くないのに何故か初対面でドリンクをおごったり、わざわざ遠回りしてまでタクシーでホテルまで送ったりと、ちょっぴり強引に距離を詰めてくるイーヤンに対し、その真意が分からずに戸惑うグオ。もちろんイーヤンの"恋の炎"はこの時すでに着火済みだ。

「私たちって...まだちゃんと知り合ってないし」と言う戸惑うグオに、「じゃあどう始める？」と食い下がるイーヤン。さらにアプリでは「眠れない...君のせいかな」「俺が君を好きなのは知ってる？」と毎日のように愛のメッセージを送るのだ。彼の硬派な佇まいと熱い言葉のギャップに、心が乱されていくグオのリアクションがまた堪らなく可愛らしい。

普段は口下手でクールなイーヤンだが、グオとの交際が始まるやいなや一気に"溺愛彼氏"モードに...。気持ちを確かめ合うバルコニーでのファーストキスに始まって、遠距離恋愛中のちょっと切ないキスや、中国で一緒に過ごせるようになってからのとろける甘いキスまで、ウー・レイ史上最も熱く大人なラブシーンで魅了していく。

ヘルシンキの美しい雪景色というロケーションもさることながら、本作のロマンスを盛り立てる重要なアイテムが、"ナインボール"や"スヌーカー"といった本格的な競技としてのビリヤードシーンだ。

スポーツ万能なウー・レイは、武術アクションはもちろん、これまでにもテニスやフェンシングなど様々なスポーツシーンに挑んできたが、今回はトレーニングを始めて僅か3日でプロ選手らしい動きを習得し、自宅にもビリヤード台を置いて修練を積んだという。時には完璧なショットを決めるため38回もテイクを重ねたほどで、その美しいフォームが堪能できるビリヤードの競技シーンも見どころだ。