「大当たり〜」浦和・リンセン、爆速ミドルに強引ヘッドで突っ込む驚愕ゴールの瞬間「狙って当ててんのエグい」
【明治安田J1リーグ】浦和レッズ3−0サンフレッチェ広島(11月10日/埼玉スタジアム2002)
ストライカーの本能と執念が詰まっていた。浦和レッズのFWブライアン・リンセンが超人的な反応でMF松尾佑介のミドルシュートを頭で合わせ、シュートのコースを変えてネットを揺らした。予期せぬ形で決まったゴールに、SNSでは盛り上がりを見せた。
56分、1点リードの浦和が縦に早いカウンターを仕掛け、ボールは左サイドの松尾のもとへ。背番号24は鋭いカットインから右足を強振し強烈なミドルシュートを放った。
このシュートに驚異的な反応を見せたのが、リンセンだ。サンフレッチェ広島のDF荒木隼人とDF佐々木翔の間に立っていた背番号9は、弾丸シュートの軌道に合わせて頭を突き出し、ヘディングでシュートコースを変えて、見事ゴールに流し込んだ。
これには日本代表に選出された広島のGK大迫敬介もお手上げ。何とか反応したが、思いもよらぬ形でのフィニッシュを食い止めることはできなかった。
解説の水沼貴史氏は「リンセンはヘディンガーなんですよね。タイミングがうまい。これはたまたまかもしれないけど、ああいうところに入っていける場所の感覚がある」と評価。同じく解説の松木安太郎氏は「松尾はシュートだったと思うけど、すごいね。あそこに入っていってたんだね。キレイに、クリーンに当たっているわ。大当たり〜」と称賛した。
類を見ない形でのゴールに、ファンがSNS上で大熱狂。「シュートチェインw」「兄貴、よく合わせてくれた!」「リンセンすご」「しびれた」「兄貴、半端ないって!」「これがエースの仕事なのか!」と、オランダ人ストライカーの仕事ぶりを称えるコメントが寄せられた。
浦和は86分にも追加点を挙げ、広島を3‐0で撃破。4万人以上のサポーターが駆けつけた埼玉スタジアム2002で、J1残留を確定させた。一方の広島は3連敗を喫し、勝点は「65」のまま。首位・ヴィッセル神戸との勝点差「3」の状態で、ラスト2試合に突入する。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)