高校ラグビー静岡県大会の決勝が11月10日に行われ、花園切符は2年ぶりに東海大静岡翔洋が手にしました。手に汗握る戦い、そしてライバル同士の清々しい姿が見られました。

【写真を見る】「聖光学院のおかげで成長できた」ライバル校同士の激戦『花園切符』は東海大翔洋に 互いを称え合う姿も=高校ラグビー静岡県大会決勝

決勝のカードは東海大静岡翔洋と静岡聖光学院。6年連続で同じ対戦となったライバル対決です。さらにこの両者、2024年の公式戦は1勝1敗、お互いに成長した姿を見せる大一番。序盤から両者の意地の見せ合いとなりました。

<実況>

「奪いに行く、ジャッカルだ」

「ナイスタックル」

どちらも強固な守りをみせ、攻撃の糸口を作らせません。前半、両チームが挙げた得点は翔洋のペナルティゴールによる3点のみ。後半に入っても手に汗握る緊迫した攻防は続きます。

3対0のまま、試合終了まで2分。翔洋は、残り5メートルからのチャンス。

<実況>

「トライ!」

翔洋が試合終了間際に意地のトライ。

<実況>

「ノーサイドです。花園出場を決めました。」

最後まで、互角の力をみせた希に見る名勝負でした。雌雄を決したライバル。互いを称え合いました。

<東海大静岡翔洋・鈴木莉玖共同主将>

「自分たちもずっと意識し続けてきて聖光学院のおかげで成長できた部分もあると思うのでまず感謝したいとともに、率直に勝利することができてうれしいです」

<聖光学院・鈴木然主将>

「まずは東海大翔洋さんに感謝を伝えたくて、東海大翔洋さんがいなかったら、こんなにいいゲームは出来なかったと思うし、1年間通して静岡県のライバルとしてずっと見つけめてきた相手。仲間や先生方や保護者、いろんな支えがあってここまで戦えたと思います。私たちを応援してくれた人たちに感謝を伝えたいです」