ボールを持って走るフランスのルイ・ビエル=ビアレ(ロイター)

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 ラグビー日本代表は9日(日本時間10日)、パリ郊外サンドニで行われたリポビタンDツアーのフランス戦に12―52で大敗。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)率いるチームへの期待感が急速に低下している。

 世界ランキング4位(日本は14位)の格上に対し、前半に5トライを奪われる惨状。0―31とされた後半にSO立川理道主将(東京ベイ)と途中出場のナンバー8テビタ・タタフ(ボルドー)がトライを挙げたが、主将はトライ後に負傷交代し、さらに3トライを追加されてしまった。フランスとの対戦成績は日本の1分け13敗となった。

 ジョーンズHCは「結果は残念。フィジカルで相手に対峙することができなかった。相手は我々がやりたいプレーをたくさんしてきたが、我々もいいプレーはたくさんあった。いい学びになった。この雰囲気は若手にとっては新たな経験になったし、このまま続けていくことだと思う」とコメントした。

 この結果にラグビーファンから「フランスが、本気出していたら100得点以上だったね。弱すぎる」「エディーは若手の発掘に専念してもらおう」「超速ラグビーってなんなの?」と、ため息が聞こえるような声がネット上に上がった。また「こんな情けないゲームをするなら、全て外国人選手の日本代表にした方が、見ていて面白いよ」といった意見まで飛び出した。

 2027年W杯オーストラリア大会まで時間が残されているとはいえ、現状を踏まえると十分とは言えないだろう。今回の欧州遠征では今後、16日にウルグアイ、24日にイングランドと対戦。進化につなげていきたいところだ。