【ちょいしょうゆ】でいつものオムライスが変わる。長谷川あかり流『和風オムライス』

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定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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チキンライスを包んだツルンときれいなオムライスは、レストランにおまかせ。おうちでは炒めたご飯にオムレツをのっけるスタイルのほうが、手間も時間もかからず簡単だと思うんです。オムレツに苦手意識があるかたは多いかもしれませんが、卵が固まりすぎないうちに手早く作ることだけを考えて、形はパーフェクトでなくてもOK。だって食べれば同じですから。ご飯の味つけにしょうゆも使ったちょっと和風のオムライス、これ、けっこうくせになります。

『オムライス』のレシピ



卵で包むより〈オムレツのっけ〉がラク。
ケチャップにしょうゆも加えるとなんだかホッとする味わいになります。

材料(2人分)


鶏もも肉……1/2枚(約120g)
玉ねぎのみじん切り……1/2個分(約100g)
温かいご飯……400g

〈オムレツ〉
卵……4個
バター……大さじ1/2

万能ねぎの小口切り……適宜

オリーブオイル

粗びき黒こしょう
トマトケチャップ
みりん
しょうゆ

作り方



(1)鶏肉と玉ねぎを炒める
鶏肉は1cm角に切る。直径22cmのフライパンにオリーブオイル小さじ2を入れて中火で熱し、鶏肉と玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら塩小さじ1/4、粗びき黒こしょう適宜をふり、鶏肉の色が変わったら端に寄せ、ケチャップ大さじ2を加える。ふつふつとしたら全体を混ぜ、水分をとばす。


(2)ご飯を加えて炒める
ご飯を加えて具と炒め合わせる。端に寄せて火を少し強め、あいたところにみりん小さじ1、しょうゆ大さじ1と1/2を順に手早く加える。ふつふつとしてきたら、まんべんなく混ぜ合わせて火を止める。器に1/2量ずつ盛る。


(3)オムレツを作ってのせる
ボールに卵2個を割り入れて溶きほぐす。直径18〜20cmのフライパンにバター大さじ1/4を弱めの中火で溶かし、溶き卵を一気に流し入れてさっと混ぜ、半熟状になったら片側に寄せてまとめ、返しながら(2)のご飯にのせる。残りも同様にして作る。万能ねぎをのせ、好みでしょうゆ適宜をたらす。




直径20cmの小さめフライパン


オムライスにのっけるオムレツには、小さめのフライパンを使います。私が愛用しているのは直径20cmのフッ素樹脂加工が施されたもの。ひとつあると、朝食やお弁当作りにも重宝しますよ。


長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『水曜日はおうちカレー』(大和書房)が発売中。
X:@akari_hasegawa

(『オレンジページ』2024年10月17日号より)

料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子