【中日】中田翔が１５キロ減量で来季の逆襲誓う「ダメな人間が切られていくのは当たり前の世界」
中日・中田翔内野手（３５）が９日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸３億円でサインした。中田は昨年、年俸３億円の２年契約を結んでいた（金額は推定）。
今季は６２試合の出場で打率２割１分７厘、４本塁打、２１打点。相次ぐ故障の影響で不本意なシーズンとなっただけに「本当に情けない１年になってしまいました。ケガには気を付けてやっていきたいと言っていたんですけど、一から体を作り直さないといけないと改めて思いましたし、純粋に体の弱さを再確認した。ファンの皆さんに申し訳ないという気持ちになりました」と悔しさを露わにした。
シーズン後半は腰痛にも悩まされていた。「腰の部分ではだいぶ落ち着いてきていますし、体重管理もできることはすべてやらなければいけないと思っている」と来季に向けて大幅な減量に着手。「１４、１５キロぐらい落ちたんじゃないかな。今日のスーツはやせてる時のものをクローゼットから引っ張り出してきた。今まで着てた服はブカブカなので」と食事管理や有酸素運動などでシーズン中に１１５キロほどあった体重は現在、１００キロ前後になっているという。
会見で中田が口にしたのが「ラストチャンス」という言葉。「僕はラストチャンスなので後悔なく全うしたい」「ダメな人間が切られていくというのは当たり前の世界。毎年まだやりたくても去っていかなければいけない選手がたくさんいる。僕もそういうのを目の当たりにしてきてますし、そういう先輩方、同期をたくさん見てきてる。そこに対しての覚悟は自分自身、決まっている。そういう気持ちで名古屋に来ている」。背番号「６」が背水の陣で逆襲を誓った。
