関東大会を制し喜ぶ横浜ナイン(カメラ・臼井 恭香)

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◆第77回秋季関東高校野球大会▽決勝 横浜4x―3健大高崎=延長10回、10回からタイブレーク=(4日・サーティーフォー保土ケ谷)

 横浜(神奈川1位)が今春のセンバツを制した健大高崎(群馬1位)を下し、17年ぶり4度目の優勝。延長10回タイブレークで、奥村凌大二塁手(2年)がサヨナラ打を放った。健大高崎は最速158キロ右腕の石垣元気投手(2年)が7回に同点にされ降板。10回に再登板したが、粘れなかった。横浜は20日開幕の明治神宮大会に、関東地区代表として出場する。

 3番の奥村凌が関東制覇に導いた。チームは2年連続で夏の県大会決勝で敗退。「勝負強さを発揮できなかった」と悔やみ、逆方向の遊撃の頭上にライナーを打つ練習を反復してきた。7回に同点打を放つと、同点の10回1死二、三塁からサヨナラ打。今春センバツV校を撃破して神宮大会出場を決め、「意味のある練習をして、それがつながった」と手応えを口にした。