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 オーストラリア・ウンターリーグに派遣されるロッテの5選手が4日、さいたま市内で契約更改交渉に臨み、昨年のドラフト2位右腕・大谷は現状維持の1200万円、同5位の寺地は50万円増の550万円でサインした。また、4年目の山本は40万円増の500万円、育成の吉川は50万円増の280万円、松石も20万円増の250万円で、それぞれサインした。(いずれも金額は推定)

 最速159キロを誇る大谷は10月3日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で1軍デビューを果たしたが、即戦力として期待されながら、1軍での登板はこの1試合のみ。球団からは「来年は1軍でずっと出続けてもらいたい」との言葉をもらったそうで、「思い通りに行かないことばっかりだったんですけど、プロの世界を知って、また2年目新しくやってこうかなって思います」と前向きだ。

 オーストラリア・ウインターリーグには7日から22日までシドニー・ブルーソックスに所属して試合に出場する予定。右腕は「フォームに結構バラつきがあるので、自分のフォームを確立させて再現性をつくれるように。あとは真っすぐと変化球の精度をもう1つ上げて、実戦でいろいろ試していきたい」とテーマを掲げた。

 寺地も同じく10月3日の日本ハム戦で1軍デビュー。初打席の初球を叩いてプロ初安打をマークし、翌4日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では先発マスクも被った。今年の目標を1軍出場としていた高卒1年目の捕手は「目標を達成できたってところは良かったんじゃないかなと思います」と笑顔をみせた。

 山本は1軍出場は5試合に終わったが、イースタン・リーグでは19本塁打、66打点で2冠を獲得。吉川は2軍で16試合に登板して0勝1敗、防御率3・38、松石は同じく2軍で106試合に出場し、打率・207だった。