秋季キャンプでバント練習する万波

写真拡大

 「日本ハム秋季キャンプ」(4日、エスコンフィールド)

 万波中正外野手(24)が先輩と後輩に大いに刺激を受けた。前夜の日本シリーズでは横浜高の先輩・筒香が本塁打。この日は後輩たちが秋季関東大会を制覇した。

 先輩の一発には「一番大事な試合だと思うんですけど、そこであれだけの結果を残せるのは素直にすごいなと思いますし、筒香さんはこれまでいろいろ積み上げてきたと思うので、そういうものを勝手に感じて。同じプレーヤーとして、改めて尊敬しました」と言う。

 来季に向けて、「ああいう場面でああいう活躍したいなっていう思いはすごい強まりましたし、チームとしてああいう場に立てるように皆で頑張りたいなと思います」と先輩の姿を未来の自分の姿とする思いだ。

 そして後輩たちの快挙も喜んだ。「きょうも優勝の瞬間を浅間さんと一緒に携帯で見ていたんですけど、素直に嬉しいなと思いますし強い学校だなと思いました」。そして、「もちろん刺激はすごい受けました」と表情を引き締めた。

 自身は上半身のコンディション不良のため、侍ジャパンを辞退した。今キャンプ中は打撃練習を控えている。「不安をなくしてからバットを振りたいので12月を目安に考えています」と明かす。

 この日は打てない代わりにバントを練習。森本外野守備走塁コーチから「さすが横浜高校!」と声をかけられるほど絶妙に転がした。「ありがたいことに高校の時にかなり練習させていただきまして」とにやり。「来年もボスが監督やりますし、必ず(バントのシーンが)訪れる」。できることをやって、来季の大舞台に備える思いだ。