遠藤航、途中出場で白星に貢献 リーグ戦で今季最長時間のプレーに軒並み高評価「勝利を確実にした」「終盤の安定感に理想的な存在」

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遠藤は徐々にプレータイムを伸ばしている(C)Getty Images

 リバプールの遠藤航は現地時間11月2日(日本時間3日)に行われたプレミアリーグ第10節、ホームでのブライトン戦に途中出場を果した。この日は試合終盤ながらも、アディショナルタイムを含め15分以上プレーし、リーグ戦では今季最長の出場時間となった。

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 試合序盤の14分にブライトンが先制し、後半途中までビハインドを負ったリバプールだったが、69分にコーディ・ガクボ、さらにその3分後にモハメド・サラーが立て続けにゴールを奪い逆転。2-1とリードを得たところで77分から遠藤がダルウィン・ヌニェスとの交代でピッチに立っている。中盤でバランスを取りながら細かいパスもつなぐなど、安定感あるプレーを披露。84分にはピッチ中央で相手ボールに激しくチェックを仕掛け、カウンターの起点となる場面もみられた。

 試合終了間際には、最終ラインに並ぶポジションを取って相手ボールを跳ね返す役割も担い、同点を狙うブライトンにチャンスを阻止し、チームの白星に貢献している。

 遠藤は、10月30日に行われたカラバオカップのブライトン戦でも先発し64分までプレーしており、その3日後のリーグ戦のゲームでもこれまで以上の出場時間が与えられている。開幕直後と比較すると起用法に変化が表れているとも言え、今後、より多くの試合出場にも期待が膨らむ。

 また、今回のブライトンとのゲーム、遠藤のプレータイムは15分程度だったものの、海外メディアからの評価は決して低くはない。

 米スポーツサイト『Sports Illustrated』では10点満点中、「7」を与えており、「エンドウは試合終盤の安定感において理想的な存在だ。日本代表の彼は今回も期待通りの仕事をこなしており、短い出場時間ながら欠点は見当たらなかった」とプレーを称えている。

 他に、イングランド国内からも日本人MFに対しポジティブな評価が送られており、プレミアリーグの情報を発信する『EPL INDEX』も試合のレポートにおいて、遠藤に対し「試合終盤に中盤を引き締めた」と指摘。また、ニュースメディア『MailOnline』も、「ブライトンの攻撃に対して守備の支えとなり、勝利を確実にする役割を果たした」と振り返っている。

 今節の勝利でリバプールはマンチェスター・Cに代わりリーグ首位に立った。遠藤もチームの躍進を支える1人であり、今後もさらにその存在がフォーカスされていくことになるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]