愛知県警察本部

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 海外のインターネットカジノで客に賭博をさせたとして、自称会社役員らのグループが常習賭博容疑で摘発された事件で、このグループが闇バイトに指示し、架空の会社名義で約4000の銀行口座を開設していたことがわかった。

 闇バイトには月2万〜5万円の報酬が支払われていたという。

 捜査関係者によると、グループは「毎月3万円が2年間入る決済代行案件」「作業内容は口座開設などの手続きのみ」などとするSNS広告で闇バイトを募集し、銀行口座を開設するよう指示していたという。

 愛知県警の発表では、同容疑で逮捕されたのは岡山市北区の自称会社役員の男(35)ら11人で、客8人にグループの口座に賭け金を振り込ませ、海外のネットカジノで賭博をさせた疑い。客からの賭け金は、闇バイトが開設した複数の架空会社名義の口座を介してカジノ側に送金されていたといい、県警は不正の発覚を免れる狙いだったとみている。