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 ◇全日本大学駅伝(2024年11月3日 熱田神宮〜伊勢神宮の8区間106・8キロ)

 6年ぶりのV奪回を狙う青学大は、3区(11・9キロ)にスーパールーキーの折田壮太(1年)を起用した。

 折田は兵庫・須磨学園高出身で、高校時代には5000メートル日本高校歴代2位(13分28秒78)の自己ベストを持ち、昨年の全国高校駅伝でもエースが集う1区で区間賞を獲得した。出雲駅伝ではメンバーから外れたが、全日本で大学駅伝デビューを果たした。

 2区の鶴川正也(4年)からトップでタスキを受けると、冷静にピッチを刻んだ。着実に創価大との差を広げ、34秒差をつけて4区につないだ。

 原監督は9キロ地点で沿道から声をかける予定だったが、予想よりも速いタイムで折田が駆けた、指揮官がトイレに行っている間に通過。「速すぎて行っちゃいましたね」と笑っていた。

 原監督は恒例の作戦名について「イーゴ大作戦」と発表。今月16日に青学大創立150周年となることから、「(大学の)マスコットはイーゴくん。イーグル、鷲のように高く飛び、疲れない。そんな走りを伊勢路で見せたい。イーグルのごとく高く強く羽ばたいて、良いゴールを目指したい」と説明している。