日本維新の会の役員会で発言する馬場代表(中央)(30日、国会で)=川口正峰撮影

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 日本維新の会で、馬場代表の辞任を求める声が相次いでいる。

 今回の衆院選では、本拠地・大阪以外で苦戦し、公示前勢力から6議席減の38議席にとどまったためだ。地方議員にも代表選実施や執行部の責任を問う声が広がっている。

 馬場氏は30日の国会議員団役員会の冒頭で、「議席を減らしたのは私の力不足だ」と釈明した。広島や福岡など大阪以外の小選挙区で勝利したことに触れ、「トレンドとして正しい方向に行っている」とも強調した。

 これに対し、浅田均参院会長は、2021年衆院選より68人多い164人を擁立しながら、比例票は21年より約300万票減の約510万票だったことを挙げ、「大惨敗だ。代表と選対本部長(藤田幹事長)は辞意を表すべきだ」と述べた。

 その後は非公開で行われ、猪瀬直樹参院幹事長も同調して辞任を求めた。馬場氏は「(今後の)国会日程があり、辞任はできない」などと説明し、拒んだという。大阪府議団も29日、「執行部の責任は重い」として、代表選の開催を求める方針を決めている。

 党規約によると、衆院選後の45日以内に臨時党大会を開き、代表選を実施するかどうかを決める。党内には「後任が見当たらない」との声もあり、「馬場降ろし」につながるかどうかは不透明な状況だ。