上海で子どもたちの作品展 発想豊かに描く未来都市

24日、キャシー・ルーさん(13)の作品「未来」。スマートグラスをかけて未来都市を訪れた少女を描き、未来に対するユニークなイメージを表現している。(上海=新華社記者/郭敬丹)

 【新華社上海10月26日】中国上海市の浦東都市計画・公共芸術センターで24日、国際フォーラム「子どものために」が開催され、会場外でも児童作品展が開かれた。未来都市に対する子どもたちの伸びやかな発想を伝える絵画や手芸品が展示された。

上海で子どもたちの作品展 発想豊かに描く未来都市

24日、未来を描いた児童らの作品。(上海=新華社記者/郭敬丹)

 子どもたちは上海の高さや速さ、温度感を描くことで都市の「建設」「交通」「生活」「テクノロジー」「ランドマーク」などを生き生きと独創的に表現。作品のうち30点余りは自閉症児らによるもので、彩色陶磁器や絵画、さらに絵画を基にした文化クリエーティブ製品も出品された。展示は「百花斉放」「大千世界」「多姿多彩」など五つのセクションに分けられ、上海市婦女連合会の自閉症児家族支援の取り組みも紹介した。

上海で子どもたちの作品展 発想豊かに描く未来都市

24日、上海市自閉症児童教育指導センターに通う児童の作品を集めた展示。スクラッチアートや文化クリエーティブ製品が並ぶ。(上海=新華社記者/郭敬丹)

 フォーラムでは「未来都市と子どもの発達」をテーマに、上海のデジタル化とグリーントランスフォーメーション(GX)の理念を巡り、多面的かつ多角的な議論が交わされた。(記者/郭敬丹)

上海で子どもたちの作品展 発想豊かに描く未来都市

24日、趙与墨(ちょう・よぼく)さん(12)の作品。夜空と星明かりが鮮やかな対比を成す。(上海=新華社記者/郭敬丹)

上海で子どもたちの作品展 発想豊かに描く未来都市

24日、児童作品展の会場の様子。(上海=新華社記者/郭敬丹)

上海で子どもたちの作品展 発想豊かに描く未来都市

24日、孫尤敏熹(そん・ゆうびんき)さん(11)の作品。切り絵で都市の発展を表現し、子ども時代の楽しさや日々の幸せを象徴する無邪気な笑顔を描いた。(上海=新華社記者/郭敬丹)