中日韓青年企業家の対話会開催 遼寧省瀋陽市
24日、中日韓青年企業家発展協力対話会の会場。（瀋陽＝新華社配信）
【新華社瀋陽10月26日】中国遼寧省瀋陽市で24日、「開放・革新・協力」をテーマとした中日韓青年企業家発展協力対話会が開催され、3カ国の政府、青年団体、企業家代表ら約60人が出席した。
中華全国青年連合会の徐暁（じょ・ぎょう）主席は開幕のあいさつで、中日韓3カ国はいずれも重要な経済国であり、世界で最も経済的活力のある東アジア地域に位置していると指摘。中日韓協力を継続的に推進することは東アジアの経済統合、地域や世界の平和と安定、繁栄の促進に重要な戦略的意義を持つと述べた。
中日韓三国協力事務局の李熙燮（イ・ヒソプ）事務局長は、青年が友好の懸け橋になっており、3カ国協力の安定した発展の基盤でもあると表明。青年企業家が積極的に対話を行って協力を強化し、革新的理念と知恵を共有して経済の持続可能な成長をけん引する役割を果たし、実務協力のプラットフォームを積極的に構築し、韓中日、アジアひいては世界経済の繁栄と安定した発展を共に推進することが求められているとの考えを示した。
24日、中日韓青年企業家発展協力対話会で発言する日本の企業家代表。（瀋陽＝新華社配信）
対話会では「中日韓グリーン（環境配慮型）産業協力」「中日韓デジタル経済協力」をテーマとする分科会も実施された。青年企業家らはグリーン、低炭素、持続可能な発展、デジタル経済の新たな協力の探求、地域の産業チェーンとサプライチェーン（供給網）の安定維持などに関し踏み込んだ対話や連携協力を行い、人工知能（AI）やデジタル経済分野の企業を見学した。
日本から参加した企業家の加森公人さんにとって、今回の訪問と対話会は非常に感慨深いものだった。加森さんは訪問を通じて瀋陽の産業状況をより深く理解し、発展の可能性を探るとともに日中韓企業の協力を強化し、今後の中国市場参入に向けた手応えを得たいと語った。
対話会は中華全国青年連合会、遼寧省政府が主催し、中国国際青年交流センター、遼寧省青年連合会、瀋陽市政府が運営を担った。（記者/洪可潤、崔師豪、白涌泉）
24日、中日韓青年企業家発展協力対話会で発言する韓国の企業家代表。（瀋陽＝新華社配信）
23日、遼寧省に拠点を置く医療機器メーカー、東軟医療系統を見学する中日韓の青年企業家。（瀋陽＝新華社配信）
23日、遼寧省に拠点を置く医療機器メーカー、東軟医療系統を見学する中日韓の青年企業家。（瀋陽＝新華社配信）
