“ラストスパート”各党の訴え 投開票まであと2日

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衆院選の投開票まであと2日。

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44年ぶりに選挙権が回復した袴田巌さん(88)。姉のひで子さん(91)らに付き添われながらも、投票用紙は、自らの手で書き、無事、期日前投票を済ませました。

各党の党首は全国を飛び回り、最終盤の訴えです。

重点区で応援に立った石破総理。与党での過半数獲得に気迫を込めます。

自民党・石破茂総裁
「野党の皆さん方は、『政権交代こそ政治改革』。じゃあ、どんな政権を作るんですか。誰が総理で、どの党とどの党が組んで、どのような外交政策、どのような社会保障政策をやるのか、まったくわかりません」

派閥の政治資金問題にも、触れました。

自民党・石破茂総裁
「自民党の改革は、もう一回、きちんとやります。どんな理由があっても、パーティ―券不記載、あっていいことではありません」

立憲民主党は、最終盤の訴えでも“政治とカネ”に焦点を絞ります。

立憲民主党・野田佳彦代表
「どうしても避けて通れないのが、やっぱり裏金の問題ですよね。うっかりじゃないんです。ちゃっかりしっかり脱税だったんです。ちゃっかりしっかり脱税を許していいんですか」

自民党が、非公認とした候補の政党支部に活動費を支給したことについても批判しました。

立憲民主党・野田佳彦代表
「公認しないというペナルティーを与えたんでしょ。なんで2000万円、同じ額、政党の支部に出すんですか。裏金、裏金隠し、そして裏公認料。いつまで裏裏裏裏の汚い政治をやるんですか。皆さん、許しちゃいけないと思います」

終盤戦で、地元・関西に代表が入った日本維新の会。

日本維新の会・馬場伸幸代表
「今のままの政府に任せていると、何か新しい行政サービスをやる、新しい施策をやる。そういうときには、必ず増税をするか、皆さん方に負担を強いてくる。自民党は、政治とお金の問題、自ら起こした問題であるにもかかわらず、全然、反省していません。私たちのように身を切る改革もできないのに、どうして日本の大改革できますか」

新しいリーダーで、初の大型選挙に臨む公明党。

公明党・石井啓一代表
「当面の、物価高騰対策であったり、本格的には物価高騰を上回る賃金の上昇が必要になりますけど、これをどう実現していくのか。また少子高齢化も、いま非常に厳しい。こういった、さまざまな課題にしっかりと政策を打ち出し、それを実行できるのは、自民党・公明党の連立政権しかない」

党の機関紙が“2000万円問題”の口火を切った共産党。

共産党・田村智子委員長
「2000万円のお金はどこから出ていたか。政党助成金。つまりは、私たちが納めている税金が、裏金ど真ん中の候補者に渡されていた。自民党は、どこまで国民を愚弄するのか」

次いで呼びかけたのは、賃上げです。

共産党・田村智子委員長
「内部留保が膨れ上がっているんです。ここに税金かけて、中小企業への賃上げ、直接、支援に充てる」

国民民主党は、政策本位の選挙戦をと訴えます。

国民民主党・玉木雄一郎代表
「もう政治とカネの問題、言いたくない。言いたくないんだけど、毎日、出てくる。政治とカネの問題、もうこんなことに時間を使っている余裕は日本にはないですよ」

現役世代を強く意識します。

国民民主党・玉木雄一郎代表
「手取りを増やす経済政策。その柱は103万円の壁を178万円まで上げれば、学生の皆さん、パートの皆さんは、もっと働けるんですよ。所得倍増計画ってみんな言うけど、具体策見たことがない。具体的に言っているのは、国民民主党だけ」

消費税の廃止を全国で訴えるれいわ新選組。

れいわ新選組・山本太郎代表
「あなたが困っているとき、国民が苦しんでいるとき、そこに手を差し伸べる。何かしら役に立つような政策を打つ。そのために政治があるんじゃないですか。でも、残念ながら、この国そんなことなってない。裏切りの連続。だったら変えるしかない」

社民党は、最も重視する沖縄で訴えます。

社民党・福島みずほ党首
「軍事費にストップをかけなければ、教育・福祉はあり得ません。どうか皆さん、税金の使い道、変えましょうよ。これ自民党にはできません。社民党に頑張らせてください」

比例ブロックでの議席獲得を目指す参政党。

参政党・神谷宗幣代表
「日本の伝統文化、慣習、そういったもの守りたいわけですよ。だから、LGBT理解増進法とか、ジェンダーフリーとか反対。男は男らしく、女は女らしく。選択的夫婦別姓も反対。家族がバラバラになっちゃうから」