ラグビー日本代表の“秘密兵器”ヘル NZ戦での超速ラグビーに自信「合う体になってきた」

　ラグビー日本代表のFWオペティ・ヘル（26＝東京ベイ）が22日、ニュージーランド戦へ向けて合宿中の宮崎市内からオンライン取材に応じた。

　トンガ出身のヘルは、5年居住の条件を満たして今回初めて日本代表に選出された“秘密兵器”。「緊張の方が強いけど、それをなくすためのハードなトレーニングによって自信で上回りたい。ボールキャリーと良いタックルを見せたい」と意気込みを語った。

　日本代表最重量でオフシーズンには133キロあったが、現在は4キロ落として129キロ。「日本の速さに適応するにはフィットネスも上げないといけない。“超速”に合う体になってきた」。日本代表仕様の体で強敵との対戦を見据えた。　（前川　晋作）

《日本の予想外プレー　NZ指揮官が警戒》　ニュージーランド代表は、日本戦の登録メンバー23人を発表した。元東京SGで“ほほ笑みの貴公子”と呼ばれたSOマッケンジーらが先発。日本戦を前に欧州遠征へ向かう選手もいるため、通常よりも早い段階でのメンバー発表となった。スコット・ロバートソン・ヘッドコーチは「セットプレーで圧倒したい。（日本は）予想外のプレーをすることもあるので気を付けたい」とエディージャパンを警戒した。